制吐薬(吐き気止め)

吐き気・嘔吐を抑える薬で、原因に応じて使い分けます。現在 3 成分を掲載しています。

制吐薬(吐き気止め)とは

制吐薬(吐き気止め)は、吐き気や嘔吐をやわらげる薬です。吐き気は胃腸の不調、乗り物酔い、薬の副作用、治療に伴うものなどさまざまな原因で起こり、関わる体のしくみも異なります。制吐薬はそうした原因や状況に応じて、吐き気の信号を抑えたり胃腸の動きを整えたりして症状を和らげます。吐き気・嘔吐をおさえる薬で、原因に応じて働きの異なる薬が用いられます。

制吐薬(吐き気止め)のポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

主な薬と選び方

吐き気の原因によって向く薬が異なります。胃腸の動きに関わるもの、脳の嘔吐に関わる部分に働くもの、抗がん剤治療に伴う強い吐き気に用いられるセロトニンに関わるものなどがあります。選ぶ際は、原因、吐き気の強さ、眠気などの副作用、飲み薬か注射かといった剤形が考慮されます。原因の見きわめが重要なため、医師に相談してください。制吐薬は、吐き気の原因(胃腸・薬・乗り物酔い・抗がん剤など)によって、働きの異なる薬が使い分けられます。

副作用と注意点

薬の種類により、眠気や便秘、手のふるえやこわばりなどがみられることがあります。気になる症状が出たときは相談してください。吐き気で薬が飲めない、嘔吐が続くといったときは脱水のおそれがあります。また、嘔吐の裏に治療が必要な病気が隠れていることもあるため、症状が強い・長引く場合は受診してください。薬の種類により、まれに錐体外路症状(手のふるえ等)や便秘・眠気に注意します。原因がはっきりしない強い症状は受診します。

セルフケア・生活の工夫

水分をこまめにとり、においの強い食事を避けると楽なことがあります。吐き気が続く・水分がとれないときは受診してください。

📌 受診・相談の目安

水分もとれない・吐いたものに血が混じる、激しい頭痛や腹痛を伴う吐き気があるときは受診してください。

主に使われる病気・症状

吐き気・嘔吐

この種類の薬の違いを比較

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制吐薬(吐き気止め)に分類される主な薬剤

よくある質問

Q. 吐き気止めはどんな吐き気にも効きますか。
原因によって向く薬が異なります。合わないと十分に効かないことがあるため、原因に応じた薬を医師に相談して選ぶことが大切です。
Q. 薬が飲めないほど吐くときはどうすればよいですか。
飲み薬が使えない場合もあります。水分もとれない、嘔吐が続くときは脱水のおそれがあるため、自己判断せず受診してください。
Q. 乗り物酔いにも使えますか。
乗り物酔い向けの薬もありますが、目的に合った種類を選ぶ必要があります。市販薬を含め、使い方は医師や薬剤師に相談してください。
Q. 眠気は出ますか。
薬の種類によっては眠気が出ることがあります。運転などを予定しているときは、事前に医師や薬剤師に伝えて確認してください。
Q. 吐き気止めはいつ使いますか
原因により合う薬が異なります。感染性など原因への対応が優先されることもあります。続く吐き気は医師に相談してください。
Q. 手のふるえが出ました
一部の薬で錐体外路症状が出ることがあります。気になる症状は自己判断で続けず医師に相談してください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索