抗リウマチ薬(DMARD)
関節リウマチの進行そのものを抑える薬で、痛み止めと違い、関節の破壊を防ぐことをめざします。現在 6 成分を掲載しています。
抗リウマチ薬(DMARD)とは
抗リウマチ薬(DMARD)は、関節リウマチの原因となる免疫の異常な働きに作用し、痛みだけでなく関節の破壊や病気の進行そのものを抑えることをめざす薬です。中心となるのはメトトレキサートで、ほかにサラゾスルファピリジン・ブシラミン・タクロリムスなどがあります。痛み止めやステロイドが症状を抑えるのに対し、DMARDは病気の土台に働きます。
主な薬と選び方
効果の強さ・現れるまでの時間・副作用の傾向が薬ごとに異なります。まずメトトレキサートが使われることが多く、効果が不十分なときに他剤や生物学的製剤などが検討されます。効果が現れるまで数週間〜数か月かかることがあります。
副作用と注意点
免疫に関わるため感染しやすくなることがあり、肝機能・腎機能・血球減少・間質性肺炎などに注意して、定期的な血液検査を行いながら使います。メトトレキサートは飲み方(週1〜2回など)が特殊で、毎日飲むと重い副作用が出る危険があります。飲み方を必ず守ってください。妊娠・授乳では使えない薬があります。
セルフケア・生活の工夫
決められた飲み方(曜日・回数)を厳守することが何より大切です。発熱・強い咳・口内炎・体調不良のときは早めに相談してください。感染予防(手洗い・ワクチン相談)も大切です。
📌 受診・相談の目安
発熱・強い咳や息切れ・口内炎・出血しやすさがあるときは、早めに医師に相談してください。飲み方を間違えたときもすぐ連絡を。
主に使われる病気・症状
この種類の薬の違いを比較
抗リウマチ薬(DMARD)に分類される主な薬剤
よくある質問
Q. 痛み止めとどう違いますか
痛み止めは症状を抑えますが、DMARDは病気の進行・関節破壊そのものを抑えることをめざします。
Q. メトトレキサートは毎日飲むのですか
いいえ。週1〜2回など特殊な飲み方です。毎日飲むと重い副作用が出る危険があります。必ず指示を守ってください。
Q. どのくらいで効きますか
効果が現れるまで数週間〜数か月かかることがあります。焦らず継続と検査が大切です。
Q. 感染に注意と聞きました
免疫に関わるため感染しやすくなることがあります。発熱・咳などは早めに相談してください。
本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項 / 薬を検索
抗リウマチ薬(DMARD)のポイント
監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)