胃粘膜保護薬

胃酸を抑えるのではなく、胃の粘膜を守る・修復を助けるタイプの胃薬です。胃炎・胃潰瘍や、痛み止め(NSAIDs)による胃の保護に用いられます。現在 6 成分を掲載しています。

胃粘膜保護薬とは

胃粘膜保護薬は、胃酸を抑えるのではなく、胃の粘膜を覆って守ったり、粘液を増やして修復を助けたりするタイプの胃薬です。レバミピド・テプレノン・スクラルファートなどがあり、胃炎・胃潰瘍のほか、痛み止め(NSAIDs)による胃の負担を減らす目的でも用いられます。

胃粘膜保護薬のポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

主な薬と選び方

働き方に違いがあり、粘液を増やすもの(レバミピド・テプレノン)、傷ついた患部を覆うもの(スクラルファート)、粘膜を守る物質を補うもの(ミソプロストール)などがあります。胃酸を強く抑える必要がある場合は、PPIやH2ブロッカーと使い分け・併用されます。

副作用と注意点

比較的安全な薬ですが、症状が続く・黒い便・体重減少・飲み込みにくさを伴うときは、別の病気の確認のため受診してください。スクラルファートなどは一部の薬(抗菌薬・鉄剤など)の吸収を下げるため、飲む時間をあけます。ミソプロストールは妊娠中は使用できません。

セルフケア・生活の工夫

よく噛んでゆっくり食べ、食べ過ぎ・脂っこい食事・刺激物を控えるなど、胃にやさしい生活もあわせて大切です。痛み止めを長く使う人では、胃の保護のために用いられることがあります。

📌 受診・相談の目安

黒い便・強い腹痛・体重減少・吐血を伴うときは、すぐに受診してください。

主に使われる病気・症状

胃炎胃潰瘍

この種類の薬の違いを比較

関連する基礎ガイド(くわしい解説)

← 薬の種類の一覧へ

胃粘膜保護薬に分類される主な薬剤

よくある質問

Q. 胃酸を抑える薬ですか?
いいえ、胃酸を抑えるのではなく胃の粘膜を守るタイプです。強く抑える必要がある場合はPPI/H2ブロッカーが選ばれます。
Q. 痛み止めと一緒に使いますか?
NSAIDs(痛み止め)による胃の負担を減らす目的で併用されることがあります。医師の指示に従ってください。
Q. 飲み合わせの注意は?
スクラルファートなどは抗菌薬・鉄剤などの吸収を下げます。飲む時間をあけてください。
Q. 市販薬もありますか?
類似の胃薬は市販されていますが、症状が続く・強いときは自己判断で続けず受診してください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索