ニューキノロン系抗菌薬

幅広い細菌に有効な抗菌薬で、呼吸器・尿路・腸管などの感染症に用いられます。現在 5 成分を掲載しています。

ニューキノロン系抗菌薬とは

ニューキノロン系抗菌薬は、細菌が増えるために必要なDNAの複製にかかわる酵素のはたらきを妨げ、菌を死滅させるタイプの抗菌薬です。さまざまな細菌に効果を示し、呼吸器・尿路・腸管などの感染症に幅広く用いられます。組織への移りがよく、内服でも比較的高い効果が期待できるのが特徴です。幅広い細菌に効く抗菌薬で、呼吸器・尿路などの感染症に用いられます。

ニューキノロン系抗菌薬のポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

主な薬と選び方

同じ系統でも、効きやすい菌の範囲や呼吸器・尿路など得意とする部位、体内に留まる時間に違いがあります。選び方は、想定される原因菌や感染した部位、腎機能、ほかに飲んでいる薬との関係、服用回数などを総合して判断します。自己判断で種類を変えず、処方された薬を指示どおり使うことが大切です。ニューキノロンの中では、対象となる菌の範囲や組織への移行に違いがあり、感染の部位や重症度に応じて選ばれます。

副作用と注意点

下痢や吐き気、頭痛などが比較的みられます。まれにアキレス腱などの腱の痛みや断裂、心電図のQT延長、日光による皮膚反応が起こることがあります。鉄剤や制酸薬、乳製品と同時に飲むと吸収が落ちるため時間をあけ、指示された期間は症状が軽くなっても飲み切ります。腱の炎症・断裂、まれにけいれんや血糖の変動に注意します。カルシウム・鉄・制酸薬とは時間をずらし、日光過敏にも注意します。

セルフケア・生活の工夫

牛乳・制酸薬・鉄剤と時間をあけて飲みます。処方分は飲みきり、腱の痛みや光線過敏(日焼け様)に注意してください。

📌 受診・相談の目安

アキレス腱などの痛み・腫れ、しびれ、動悸、強い下痢が続くときは受診してください。

この種類の薬の違いを比較

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ニューキノロン系抗菌薬に分類される主な薬剤

よくある質問

Q. 牛乳と一緒に飲んでもよいですか
乳製品に含まれるカルシウムなどと結びついて薬の吸収が落ちることがあります。服用前後は時間をあけるのが無難です。具体的な間隔は薬剤師にご確認ください。
Q. 症状がよくなったら途中でやめてよいですか
自己判断での中止は、菌が残って再発したり抵抗性を生む一因になります。処方された期間は飲み切り、判断に迷う場合は医師に相談してください。
Q. 運動中に足首が痛くなりました
まれに腱の障害が起こることがあります。痛みや腫れを感じたら運動を控え、早めに処方医や薬剤師に相談してください。
Q. 日焼けに注意が必要ですか
服用中は日光に過敏になることがあります。長時間の直射日光を避け、気になる症状が出た場合は医師に相談してください。
Q. 途中でやめてもよいですか
症状が軽くなっても、指示された分は最後まで飲みきってください。中断は耐性菌や再燃の原因になります。
Q. 牛乳と一緒に飲めますか
牛乳や一部のミネラル・制酸剤で吸収が下がります。時間をあけて飲んでください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索