エビリファイとリスパダールの違い

どちらも統合失調症などに使う非定型抗精神病薬ですが、仕組みや副作用の傾向が異なります。エビリファイ(アリピプラゾール)とリスパダール(リスペリドン)の違いを、医師監修で中立に解説します。

💡 結論(かんたんまとめ)

エビリファイとリスパダールは、効果に明確な優劣はなく、体質・持病・併用薬などをふまえて使い分けられます。主な違いは「分類」「主な働き」「鎮静(眠気)」などです(下の表で詳しく比較しています)。どちらが向くかは自己判断せず、医師・薬剤師にご相談ください。

← 薬の違いを比較 一覧へ

ひと目でわかる違い

項目エビリファイリスパダール
分類ドパミン部分作動薬(DPA)SDA(セロトニン・ドパミン拮抗)
主な働きドパミンの働きを調整するドパミン・セロトニンを遮断する
鎮静(眠気)比較的少ないとされるやや出やすいことがある
高プロラクチン比較的起こしにくいとされる起こしやすいことがある
主な対象統合失調症・双極性障害など統合失調症・双極性障害など
共通の注意錐体外路症状・代謝への影響に注意錐体外路症状・代謝への影響に注意

仕組みの違い

エビリファイ(アリピプラゾール)は、ドパミンの働きを「抑えすぎず・足りなければ補う」ように調整するタイプ(部分作動薬)で、鎮静(眠気)や高プロラクチン血症が比較的少ないとされます。

リスパダール(リスペリドン)は、ドパミンとセロトニンを遮断するSDAで、効果が期待される一方、眠気や高プロラクチン血症(月経の乱れ・乳汁など)が出ることがあります。

使い分けと注意

症状のタイプ、眠気やプロラクチンなど副作用の傾向、体質をふまえて選ばれます。どちらも少量から調整し、自己判断で急にやめないことが大切です。

どちらが適するかは症状・持病・併用薬で異なり、医師が判断します。

共通の注意点

手のふるえ・こわばり・じっとしていられない感じ(錐体外路症状)や、体重増加・血糖などの代謝への影響に注意します。

気になる症状や飲み心地は、自己判断で中止せず主治医に相談してください。

成分ごとの詳しい情報

関連する比較記事

関連ページ(薬の種類・病名から探す)

非定型抗精神病薬(SDA など)非定型抗精神病薬統合失調症の薬双極性障害の薬

関連する基礎ガイド(くわしい解説)

よくある質問

Q. 眠気が出にくいのはどちらですか?
一般にエビリファイは鎮静(眠気)が比較的少ないとされます。ただし感じ方には個人差があり、症状や体質に合わせて選ばれます。
Q. 月経の乱れが心配です
リスペリドンは高プロラクチン血症(月経の乱れ・乳汁など)が出ることがあります。エビリファイは比較的起こしにくいとされます。気になるときは相談を。
Q. 自己判断でやめてよいですか?
急にやめると症状が悪化することがあります。自己判断で中止せず、主治医に相談してください。
Q. 副作用で気をつけることは?
手のふるえ・こわばりなど(錐体外路症状)や、体重増加・血糖などの代謝への影響に注意します。定期的な確認が大切です。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

本記事は一般的な情報提供であり、個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の使い分けは医師・薬剤師にご相談ください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索