こころみ薬事典

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全科

一硝酸イソソルビド

先発: アイトロール

薬効分類: 循環器

一硝酸イソソルビドは循環器に分類される医薬品です。主な適応は「狭心症」など。本ページではPMDA添付文書に基づく用法・用量、禁忌、相互作用、副作用と、規格別の薬価・包装情報を掲載しています。

⚠ 安全サマリー

禁忌重篤な低血圧又は心原性ショックのある患者[血管拡張作用により更に血圧を低下させ、症状を悪化さ詳細 ↓併用禁忌ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤 シルデナフィルクエン酸塩(バイアグラ、レバチオ)詳細 ↓主な副作用■その他の副作用 【2%以上】頭痛(13.4%) 【2%未満】めまい・ふらつき、動悸、不眠、詳細 ↓

監修医による解説

本剤はニトログリセリンと同じ硝酸薬で、血管拡張作用により心臓の負担を軽減し、狭心症の発作を予防します。活性代謝物であるため、個人差が少なく安定した効果が期待できるのが特徴です。発作時の頓用ではなく、予防目的で定期的に服用します。

  • 最も頻度の高い副作用は頭痛です。服用継続で軽減することが多いですが、必要に応じて医師に相談してください。
  • 急に立ち上がるときのめまいやふらつきに注意が必要です。また、飲酒により血圧低下が増強されることがあります。
  • 特定の勃起不全治療薬や肺高血圧症治療薬との併用は、血圧が危険なレベルまで下がるため絶対に避けてください。

※ 添付文書をもとに作成し、監修医が確認した参考情報です。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

内服・錠

用法・用量

通常、成人には一硝酸イソソルビドとして1回20㎎1日2回を経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、効果不十分な場合には1回40㎎1日2回まで増量できる。
ただし、労作狭心症又は労作兼安静狭心症で発作回数及び運動耐容能の面で重症と判断された場合には1回40㎎1日2回を経口投与できる。

規格先発薬価後発薬価
10mg10.4/錠5.9〜・1社
20mg10.4/錠7.9〜・1社

効能・効果

狭心症

禁忌

重篤な低血圧又は心原性ショックのある患者[血管拡張作用により更に血圧を低下させ、症状を悪化させるおそれがある。]
閉塞隅角緑内障の患者[眼圧を上昇させるおそれがある。]
頭部外傷又は脳出血のある患者[頭蓋内圧を上昇させるおそれがある。]
高度な貧血のある患者[血圧低下により貧血症状(めまい、立ちくらみ等)を悪化させるおそれがある。]
硝酸・亜硝酸エステル系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル)又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤(リオシグアト)を投与中の患者

副作用

■その他の副作用
【2%以上】頭痛(13.4%)
【2%未満】めまい・ふらつき、動悸、不眠、全身倦怠感、発疹、そう痒感、胃もたれ、腹部膨満感、鼓腸、口内乾燥、嘔気、ALT上昇、AST上昇、LDH上昇、BUN上昇
【頻度不明】血圧低下、浮腫、熱感、頭重感、しびれ、食欲不振、腹痛、下痢、嘔吐、CK上昇、クレアチニン上昇、筋肉痛

飲み合わせ(併用禁忌)

ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤
シルデナフィルクエン酸塩(バイアグラ、レバチオ)
バルデナフィル塩酸塩水和物
(レビトラ)
タダラフィル
(シアリス、アドシルカ、ザルティア)
併用により、降圧作用を増強することがある。
本剤投与前にこれらの薬剤を服用していないことを十分確認すること。また、本剤投与中及び投与後においてこれらの薬剤を服用しないよう十分注意すること。
本剤はcGMPの産生を促進し、一方、ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤はcGMPの分解を抑制することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介する本剤の降圧作用が増強する。
グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤
リオシグアト
(アデムパス)
併用により、降圧作用を増強することがある。
本剤投与前にこれらの薬剤を服用していないことを十分確認すること。また、本剤投与中及び投与後においてこれらの薬剤を服用しないよう十分注意すること。
本剤とグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤は、ともにcGMPの産生を促進することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介する本剤の降圧作用が増強する。

くわしい解説(薬の種類・基礎ガイド)

硝酸薬

この薬が使われる主な病気・症状

狭心症

よくある質問

Q. 一硝酸イソソルビドは何に使う薬ですか?
一硝酸イソソルビドは循環器に分類される医薬品で、主に「狭心症」などに用いられます。
Q. 一硝酸イソソルビドの用法・用量(飲み方)は?
添付文書では「通常、成人には一硝酸イソソルビドとして1回20㎎1日2回を経口投与する」などとされています。実際の用法・用量は症状や年齢で異なるため、医師の指示と最新の添付文書に従ってください。
Q. 一硝酸イソソルビドの主な副作用は何ですか?
主な副作用として「■その他の副作用 【2%以上】頭痛(13.4%) 【2%未満】めまい・ふらつき、動悸、不眠、全身倦怠感、発疹、そう痒感、胃もたれ、腹部膨満感、鼓腸、口内乾燥、嘔気、ALT上昇、AST上昇、LDH上昇、BUN上昇 【頻度不」などが報告されています。気になる症状があれば医師・薬剤師にご相談ください。
Q. 一硝酸イソソルビドにジェネリック(後発医薬品)はありますか?
後発医薬品(ジェネリック)があります。
Q. 一硝酸イソソルビドで注意が必要な飲み合わせはありますか?
「ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤 シルデナフィルクエン酸塩(バイアグラ、レバチオ) バルデナフィル塩酸塩水和物 (レビトラ) タダラフィル (シアリス、アドシルカ、ザルティア) 併用により、降圧作用を増強するこ」など併用に注意が必要な薬剤があります。服用中の薬は必ず医師・薬剤師にお伝えください。
出典: 添付文書情報は 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の提供データに基づきます。基本情報・薬価は厚生労働省 薬価基準、包装は MEDIS HOT コードマスターによります。
📄 添付文書(PMDA・PDF)を開く免責事項・出典について

本ページは医療従事者向けの参考情報です。診断・処方・服薬の最終判断は最新の添付文書および医師・薬剤師の判断によってください。
監修: 大澤 亮太(精神保健指定医/医療法人社団こころみ 理事長) 免責事項薬事典で検索