こころみ薬事典

こころみ薬事典

全科

ミトタン

先発: オペプリム

薬効分類: 内科・生活習慣病

ミトタンは内科・生活習慣病に分類される医薬品です。主な適応は「副腎癌 手術適応とならないクッシング症候群」など。本ページではPMDA添付文書に基づく用法・用量、禁忌、相互作用、副作用と、規格別の薬価・包装情報を掲載しています。

⚠ 安全サマリー

禁忌重篤な外傷のある患者[副腎抑制を起こすおそれがある詳細 ↓併用禁忌スピロノラクトン(アルダクトンA) 本剤の作用が阻害されるおそれがある詳細 ↓主な副作用■重大な副作用 胃潰瘍(頻度不明)、胃腸出血(頻度不明) 紅皮症(頻度不明) 認知症(頻度不詳細 ↓

監修医による解説

ミトタンは、副腎皮質の機能を選択的に抑制し、コルチゾールなどのステロイドホルモンの産生を阻害する薬剤です。この作用機序により、手術が困難な副腎癌やクッシング症候群の治療に用いられます。治療中は副腎機能の綿密なモニタリングが不可欠です。

  • 副腎不全のリスクがあるため、ステロイドの補充療法を考慮します。
  • 多数の薬剤と相互作用するため、併用薬の確認が極めて重要です。
  • 食欲不振や嘔気・嘔吐、精神神経症状などの副作用に注意が必要です。

※ 添付文書をもとに作成し、監修医が確認した参考情報です。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

内服・内用

用法・用量

通常成人1回1カプセル~2カプセル1日3回経口投与から開始し、有効量まで漸増し、以後、症状、血中・尿中ステロイド濃度、副作用等により適宜増減する。

規格先発薬価後発薬価
500mg709.3/カプセル

効能・効果

副腎癌
手術適応とならないクッシング症候群

禁忌

重篤な外傷のある患者[副腎抑制を起こすおそれがある。]
スピロノラクトン、ペントバルビタール、ドラビリン、エンシトレルビルフマル酸、レナカパビルを投与中の患者

副作用

■重大な副作用
胃潰瘍(頻度不明)、胃腸出血(頻度不明)
紅皮症(頻度不明)
認知症(頻度不明)、妄想(頻度不明)
副腎不全(頻度不明)
低血糖(頻度不明)
腎障害(尿細管障害)(頻度不明)
肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明)
■その他の副作用
【10%以上】食欲不振、嘔気、嘔吐、下痢、発疹、嗜眠、AST上昇、ALT上昇、ALP上昇、γ-GTP上昇、総コレステロール上昇
【10%未満】便秘、口渇、脱毛、そう痒、頭痛、眩暈、女性型乳房、白血球減少、味覚異常、関節痛、筋肉痛
【頻度不明】口内異常感、腹痛、色素沈着、皮膚乾燥、歩行不安定、脳波異常、言語障害、振戦、不穏、不安、健忘、神経過敏、神経症、しびれ、帯下増加、性器出血、ACTH高値、低尿酸血症、低ナトリウム血症、低カリウム血症、貧血、血小板増加、眼底出血、浮腫、乏尿、血漿レニン活性上昇、高血圧、動悸、QT延長、全身倦怠感、耳鳴、腰痛、発熱、のぼせ、脱力感

飲み合わせ(併用禁忌)

スピロノラクトン(アルダクトンA)
本剤の作用が阻害されるおそれがある。
機序は明確でないが、ミトタンの薬効が阻害されるとの海外報告がある。
ペントバルビタール(ラボナ)
睡眠作用が減弱するおそれがある。
機序は明確でないが、ペントバルビタールの睡眠作用を減弱するとの海外報告がある。
ドラビリン(ピフェルトロ)
エンシトレルビルフマル酸(ゾコーバ)
レナカパビル(シュンレンカ)
これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがある。
本剤の肝チトクロームP-450(CYP3A4)誘導作用により、これらの薬剤の代謝が促進されると考えられる。

よくある質問

Q. ミトタンは何に使う薬ですか?
ミトタンは内科・生活習慣病に分類される医薬品で、主に「副腎癌 手術適応とならないクッシング症候群」などに用いられます。
Q. ミトタンの用法・用量(飲み方)は?
添付文書では「通常成人1回1カプセル~2カプセル1日3回経口投与から開始し、有効量まで漸増し、以後、症状、血中・尿中ステロイド濃度、副作用等により適宜増減する」などとされています。実際の用法・用量は症状や年齢で異なるため、医師の指示と最新の添付文書に従ってください。
Q. ミトタンの主な副作用は何ですか?
主な副作用として「■重大な副作用 胃潰瘍(頻度不明)、胃腸出血(頻度不明) 紅皮症(頻度不明) 認知症(頻度不明)、妄想(頻度不明) 副腎不全(頻度不明) 低血糖(頻度不明) 腎障害(尿細管障害)(頻度不明) 肝機能障害(頻度不明)、黄疸」などが報告されています。気になる症状があれば医師・薬剤師にご相談ください。
Q. ミトタンにジェネリック(後発医薬品)はありますか?
現時点でこのデータベースに後発医薬品の登録は確認できません。
Q. ミトタンで注意が必要な飲み合わせはありますか?
「スピロノラクトン(アルダクトンA) 本剤の作用が阻害されるおそれがある」など併用に注意が必要な薬剤があります。服用中の薬は必ず医師・薬剤師にお伝えください。
出典: 添付文書情報は 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の提供データに基づきます。基本情報・薬価は厚生労働省 薬価基準、包装は MEDIS HOT コードマスターによります。
📄 添付文書(PMDA・PDF)を開く免責事項・出典について

本ページは医療従事者向けの参考情報です。診断・処方・服薬の最終判断は最新の添付文書および医師・薬剤師の判断によってください。
監修: 大澤 亮太(精神保健指定医/医療法人社団こころみ 理事長) 免責事項薬事典で検索