こころみ薬事典

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全科

ロルラチニブ

先発: ローブレナ

ロルラチニブの医薬品情報です。主な適応は「ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」など。本ページではPMDA添付文書に基づく用法・用量、禁忌、相互作用、副作用と、規格別の薬価・包装情報を掲載しています。

⚠ 安全サマリー

禁忌本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 リファンピシンを投与中の患者,詳細 ↓併用禁忌リファンピシン (リファジン等), ALT及びASTが上昇するおそれがある詳細 ↓主な副作用■重大な副作用 間質性肺疾患(0.9%) QT間隔延長(5.2%) 中枢神経系障害(20.8詳細 ↓

監修医による解説

ALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌治療に用いられる分子標的薬です。既存のALK阻害薬に耐性を示した症例にも効果が期待できる第3世代のALKチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)であり、脳転移巣にも高い効果を示すことが特徴です。

  • 脂質異常症(高コレステロール・高トリグリセリド血症)の副作用が非常に高頻度で現れるため、定期的な脂質検査と管理が必須です。
  • 中枢神経系への影響(認知機能障害、気分障害等)や末梢性ニューロパチーが出現しうるため、患者の状態変化に注意が必要です。
  • QT間隔延長や徐脈を起こす可能性があり、心電図モニタリングや併用薬の確認が重要です。詳細は最新の添付文書をご確認ください。

※ 添付文書をもとに作成し、監修医が確認した参考情報です。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

内服・錠

用法・用量

通常、成人にはロルラチニブとして1日1回100mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

規格先発薬価後発薬価
25mg7350/錠
100mg26441.8/錠

効能・効果

ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
リファンピシンを投与中の患者,

副作用

■重大な副作用
間質性肺疾患(0.9%)
QT間隔延長(5.2%)
中枢神経系障害(20.8%)、精神障害(15.8%)
膵炎(10.1%)
肝機能障害(18.2%)
■その他の副作用
【20%以上】末梢性ニューロパチー(感覚鈍麻、筋力低下等)(27.1%)、高コレステロール血症(77.1%)、高トリグリセリド血症(61.1%)、浮腫(43.9%)、体重増加(21.0%)
【10%以上20%未満】下痢、疲労(無力症等)
【10%未満】浮動性めまい、頭痛、味覚異常、不眠症、失語症、関節痛、筋肉痛、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、四肢痛、筋痙縮、筋骨格硬直、不整脈(洞性徐脈、動悸、徐脈、第1度房室ブロック、洞性頻脈、頻脈等)、心臓障害(駆出率減少、左室機能不全、心嚢液貯留等)、高血圧、便秘、悪心、嘔吐、腹部膨満、腹痛、口内炎、鼓腸、血中クレアチニン増加、高脂血症、高尿酸血症、高血糖、食欲亢進、脂質異常、低アルブミン血症、低比重リポ蛋白増加、貧血、血小板減少、好中球減少、視覚障害、耳鳴、発疹、脱毛症、発汗、皮膚乾燥、皮膚炎、呼吸困難、顔面浮腫

飲み合わせ(併用禁忌)

リファンピシン
(リファジン等),
ALT及びASTが上昇するおそれがある。
機序不明

同成分・同種薬(抗悪性腫瘍剤/チロシンキナーゼ阻害剤)

よくある質問

Q. ロルラチニブは何に使う薬ですか?
ロルラチニブは主に「ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」などに用いられます。
Q. ロルラチニブの用法・用量(飲み方)は?
添付文書では「通常、成人にはロルラチニブとして1日1回100mgを経口投与する」などとされています。実際の用法・用量は症状や年齢で異なるため、医師の指示と最新の添付文書に従ってください。
Q. ロルラチニブの主な副作用は何ですか?
主な副作用として「■重大な副作用 間質性肺疾患(0.9%) QT間隔延長(5.2%) 中枢神経系障害(20.8%)、精神障害(15.8%) 膵炎(10.1%) 肝機能障害(18.2%) ■その他の副作用 【20%以上】末梢性ニューロパチー」などが報告されています。気になる症状があれば医師・薬剤師にご相談ください。
Q. ロルラチニブにジェネリック(後発医薬品)はありますか?
現時点でこのデータベースに後発医薬品の登録は確認できません。
Q. ロルラチニブで注意が必要な飲み合わせはありますか?
「リファンピシン (リファジン等), ALT及びASTが上昇するおそれがある」など併用に注意が必要な薬剤があります。服用中の薬は必ず医師・薬剤師にお伝えください。
出典: 添付文書情報は 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の提供データに基づきます。基本情報・薬価は厚生労働省 薬価基準、包装は MEDIS HOT コードマスターによります。
📄 添付文書(PMDA・PDF)を開く免責事項・出典について

本ページは医療従事者向けの参考情報です。診断・処方・服薬の最終判断は最新の添付文書および医師・薬剤師の判断によってください。
監修: 大澤 亮太(精神保健指定医/医療法人社団こころみ 理事長) 免責事項薬事典で検索