薬の飲み合わせ(相互作用)の基礎

複数の薬を併用したり、特定の食品・サプリと一緒にとると、薬の効果が強まったり弱まったりすることがあります。これを相互作用(飲み合わせ)といい、基本の考え方をまとめます。

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なぜ起こるのか

薬は主に肝臓で代謝され、腎臓から排泄されます。別の薬や食品がこの過程に影響すると、薬の血中濃度が変わり、効きすぎ・効かなすぎや副作用につながることがあります。

注意したい例

ワルファリンと納豆・青汁(ビタミンK)、一部の薬とグレープフルーツジュース、解熱鎮痛薬(NSAIDs)の重複などが知られています。市販薬・サプリも対象です。

事故を防ぐために

服用中のすべての薬・市販薬・サプリを医師・薬剤師に伝え、お薬手帳を一冊にまとめるのが有効です。新しい薬が出たときは飲み合わせを確認してもらいましょう。

市販薬やサプリも対象になる

相互作用は処方薬どうしだけでなく、市販の風邪薬や鎮痛薬、胃腸薬、健康食品やサプリメントとの間でも起こり得ます。同じ系統の成分が重なって作用が強まったり、効き目を打ち消し合ったりすることがあるため、市販薬も「薬」として意識しておくことが大切です。

受診や薬局での相談の際は、処方されている薬だけでなく、ふだん使っている市販薬やサプリ、健康食品も伝えてください。お薬手帳にメモしておくと共有がスムーズです。複数の医療機関にかかっている場合は、それぞれで現在の使用状況を伝えると安全性が高まります。

アルコールやカフェインとの関係

お酒に含まれるアルコールは、薬の代謝や中枢への作用に影響することがあり、眠気やふらつきが強まったり、効果が変わったりする場合があります。カフェインも一部の薬では作用に関わることがあります。飲み合わせが心配な薬では、嗜好品との組み合わせも確認しておくと安心です。

どの程度まで問題ないかは薬の種類や体質によって異なり、一律には決められません。「少しなら大丈夫」と自己判断せず、飲酒や嗜好品の習慣がある場合はあらかじめ医師や薬剤師に伝え、注意点を確認しておくことをおすすめします。

よくある質問

Q. 市販薬やサプリも飲み合わせの対象ですか?
はい。市販薬・健康食品・サプリも相互作用を起こすことがあります。服用中のものはすべて医師・薬剤師にお伝えください。
Q. 飲む時間をずらせば飲み合わせの問題は避けられますか?
時間をあけることで影響を減らせる組み合わせもありますが、すべてに当てはまるわけではありません。どの程度ずらすべきか、あるいは併用自体を避けるべきかは薬によって異なるため、自己判断せず薬剤師に確認してください。
Q. 健康食品なら薬と併用しても安全ですか?
健康食品やサプリでも薬に影響することがあります。安全とは限らないため、使用しているものは医師や薬剤師に伝えてください。とくに複数の薬を使っている場合は確認が重要です。
Q. 飲み合わせが心配なときはどう相談すればよいですか?
現在使用中のすべての薬と市販薬、サプリの名前を伝えると確認しやすくなります。お薬手帳を見せるのが確実です。新しい薬が増えるときは、その都度確認してもらうと安心です。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

本記事は一般的な情報提供であり、個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索