薬を飲み忘れたときの対処の考え方
薬を飲み忘れたときの対応は薬によって異なります。共通する基本の考え方を整理します(具体的な対応は薬ごとに違うため、必ず指示・添付文書に従ってください)。
基本の考え方
気づいたときに、次の服用時間が近くなければ1回分を飲み、近ければ1回飛ばして次から通常どおりにするのが一般的です。2回分をまとめて飲むのは避けます。
薬による違い
抗菌薬・抗てんかん薬・抗凝固薬・糖尿病薬などは、飲み忘れ時の対応や影響が薬ごとに大きく異なります。自己判断せず、指示・添付文書に従ってください。
飲み忘れを防ぐ工夫
服薬のタイミングを生活習慣に結びつける、お薬カレンダーや一包化を活用するなどが有効です。頻繁に飲み忘れる場合は、回数の少ない薬への変更を相談できることもあります。
2回分をまとめて飲んではいけない理由
飲み忘れに気づいたときに、取り戻そうとして2回分を一度に飲むのは避けてください。一度に体内へ入る量が増えることで、作用が強く出すぎたり、副作用が現れやすくなったりするおそれがあります。これは多くの薬に共通する基本的な注意点です。
原則として、足りなかった分を後から二重に補うのではなく、次回からいつものペースに戻すのが安全側の考え方です。ただし薬ごとに対応は異なるため、迷ったときは添付文書の指示を確認するか、医師や薬剤師に問い合わせて判断するようにしましょう。
症状別・薬の性質による違い
毎日決まった濃度を保つことが大切な薬や、症状が出たときに使う薬など、薬には性質の違いがあります。決まった時間に飲み続けることが重要な薬では、飲み忘れが続くと効果が安定しにくくなるため、気づいた時点での対応をあらかじめ確認しておくと安心です。
また、次の服用時刻が近い場合と、まだ十分に時間がある場合とで対応が変わることがあります。一律のルールで判断せず、自分が使っている薬について「飲み忘れたらどうするか」を、処方時にあらかじめ医師や薬剤師に聞いておくのがおすすめです。
よくある質問
Q. 飲み忘れに気づいたらすぐ飲んでよいですか?
Q. 飲み忘れた分は翌日に2回分飲んで補えますか?
Q. 飲み忘れが続いてしまったときはどうすればよいですか?
Q. 飲んだかどうか思い出せないときは?
監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)
本記事は一般的な情報提供であり、個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。
本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項 / 薬を検索