予防接種(ワクチン)の基礎

ワクチンは病気の予防に役立ちます。基本的な考え方と、接種前後の注意を解説します。

← くすりの基礎ガイド一覧へ

ワクチンとは

弱めた病原体やその一部を使い、あらかじめ免疫をつくることで、感染や重症化を防ぎます。

接種前後の注意

体調が悪いときは延期することがあります。接種後の発熱や接種部位の腫れは多くが数日で軽快します。強い症状は受診を。

ワクチンの効果と限界

ワクチンは、病気にかかりにくくしたり、かかっても重くなりにくくしたりすることを目的としています。ただし、効果は百パーセントではなく、接種しても感染することはあります。それでも重症化を防ぐ意味は大きいとされています。

効果の続く期間や必要な回数は、ワクチンによって異なります。複数回の接種や、時間をおいた追加が必要なものもあります。スケジュールに迷うときは、自己判断せず医療機関で確認するとよいでしょう。

接種を受けられないことがある場合

発熱しているとき、過去に同じワクチンで強いアレルギー反応が出たことがあるとき、特定の体調や治療中の病気があるときなど、接種を見合わせたり慎重に判断したりすることがあります。当てはまるか不安なときは事前に相談してください。

妊娠中や授乳中、持病で治療を受けている方は、受けてよいワクチンが限られる場合があります。お薬手帳や治療内容を伝えたうえで、医師と相談して判断することが大切です。自己判断で受けたり避けたりしないようにしましょう。

よくある誤解

ワクチンを打つとその病気にかかる、という心配を持つ方がいますが、多くのワクチンはそのような形で発症させるものではありません。接種後の発熱やだるさは、体が免疫をつくる過程で起こる反応のことが多いとされています。

健康だから必要ない、と考える方もいますが、ワクチンは自分を守るだけでなく、周囲への感染を広げにくくする意味もあります。受けるかどうか迷うときは、利点と注意点を医師に確認したうえで判断してください。

関連する薬の比較

薬事典で関連ページを見る

インフルエンザの薬

よくある質問

Q. 接種後に気をつけることはありますか
接種直後はその場でしばらく様子をみるよう案内されることが多いです。当日は激しい運動や深酒を控えめにし、接種部位の強いはれや、息苦しさなど気になる症状が出たら医療機関に連絡してください。
Q. 複数のワクチンを同じ時期に受けてもよいですか
同時に受けられる組み合わせや、間隔をあける必要があるものなど、ワクチンごとに決まりがあります。スケジュールは医療機関で確認し、自己判断で詰め込んだり省いたりしないようにしましょう。
Q. 接種後に熱が出たらすぐ受診すべきですか
接種後の軽い発熱やだるさは、数日で治まることが多いとされています。ただし、高熱が続く、ぐったりしている、ふだんと様子が大きく違うといった場合は、受診して相談してください。
Q. 風邪ぎみのときでも接種してよいですか
軽い症状なら受けられることもありますが、発熱がある場合などは見合わせることがあります。当日の体調を接種前に伝え、受けてよいかを医師に判断してもらうのが安心です。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

本記事は一般的な情報提供であり、個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索