5-ASA(炎症性腸疾患治療薬)

腸の炎症を抑える薬で、潰瘍性大腸炎・クローン病の基本治療薬です。現在 2 成分を掲載しています。

5-ASA(炎症性腸疾患治療薬)とは

5-ASAは、腸の粘膜で起こっている炎症を直接抑える薬で、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患の基本となる治療薬です。腸の特定の部位で薬が放出されるよう工夫されており、症状を抑える治療だけでなく、落ち着いた状態(寛解)を保つためにも用いられます。腸の炎症をおさえる薬で、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の基本薬です。

5-ASA(炎症性腸疾患治療薬)のポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

主な薬と選び方

経口薬のほか、坐剤や注腸といった剤形があり、炎症が起きている部位に合わせて使い分けます。直腸など下部の炎症には坐剤や注腸が、広い範囲には経口薬が選ばれることがあります。放出される場所の違いや服用回数、剤形の使いやすさを踏まえ、症状の範囲に応じて選択します。5-ASA製剤の中では、薬が効く部位(大腸・小腸)に合わせた製剤や、剤形(内服・坐薬・注腸)で選ばれます。

副作用と注意点

頭痛や吐き気、下痢などがみられることがあり、まれに発疹や腎機能・膵臓への影響が報告されています。症状が落ち着いても自己中断すると再燃の原因になるため、寛解期も継続することが大切です。体調の変化があれば医師に相談し、定期的な検査を受けてください。まれに発熱・発疹・下痢の悪化などの過敏症に注意します。腎機能を定期的に確認し、良くなっても再燃予防のため続けることが多い薬です。

セルフケア・生活の工夫

自己判断で中止しないことが再燃予防に大切です。症状が落ち着いても継続し、血便や強い腹痛のときは受診してください。

📌 受診・相談の目安

血便・強い腹痛・発熱が続く・悪化するとき、効果が乏しいときは受診してください。自己判断で中止しないことが大切です。

主に使われる病気・症状

潰瘍性大腸炎クローン病

この種類の薬の違いを比較

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5-ASA(炎症性腸疾患治療薬)に分類される主な薬剤

よくある質問

Q. 調子がよいので中止してもよいですか
落ち着いている時期も再燃予防のため継続が大切です。自己判断でやめず、続け方は医師と相談してください。
Q. 坐剤や注腸はなぜ使うのですか
炎症が直腸など下の方にある場合、その部位に直接届けるために用います。経口薬と併用することもあります。
Q. 飲み忘れたときはどうすればよいですか
気づいた時点で対応しますが、次の服用が近いときは重ねません。基本的な対応を薬剤師に確認しておくと安心です。
Q. 他の薬と併用できますか
併用される薬もありますが、組み合わせによって注意が必要な場合があります。使っている薬を医師に伝えてください。
Q. 市販薬で代用できますか
潰瘍性大腸炎などの治療薬で、市販では代用できません。自己判断で中止・変更せず、処方どおり続けてください。
Q. 尿の色が変わることはありますか
一部の薬(サラゾスルファピリジン)で尿や汗がオレンジ色になることがありますが心配は要りません。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索