β遮断薬

心臓の過剰な働きを抑え、高血圧・狭心症・不整脈・慢性心不全に用いられます。現在 4 成分を掲載しています。

β遮断薬とは

β遮断薬は、心臓などにあるβ受容体への交感神経の刺激を和らげる薬です。アドレナリンなどの作用をやわらげることで、心拍数や心臓の収縮する力を抑え、血圧を下げ、心臓の負担を軽くします。この働きを通じて、高血圧、狭心症、不整脈、慢性心不全など、心臓に関わるさまざまな状態に用いられます。心臓の負担を軽くする薬で、高血圧・狭心症・不整脈のほか、心不全にも用いられます。

β遮断薬のポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

主な薬と選び方

β遮断薬には、心臓のβ1受容体に比較的選びやすく働くものや、血管を広げる作用をあわせ持つものなど、性質に違いがあります。作用の持続時間や1日の服用回数、ぜんそくなど呼吸器への影響のしやすさ、慢性心不全での使われ方なども選択の目安になります。体質や合併症を踏まえ、医師が適したものを選びます。β遮断薬の中では、β1選択性や血管拡張作用の有無、貼付剤の有無に違いがあり、喘息や心機能などの合併症で選ばれます。

副作用と注意点

脈が遅くなる、だるさ、手足の冷え、めまいなどがみられることがあります。ぜんそくや一部の不整脈がある方では慎重に用います。急に中止すると狭心症や血圧の悪化を招くおそれがあるため、自己判断で中止せず、減量や中止は必ず医師の指示に従ってください。急に中止すると狭心症や動悸が悪化することがあり、徐々に減らします。喘息のある方や脈が遅い方では注意が必要で、糖尿病では低血糖のサインが分かりにくくなることがあります。

セルフケア・生活の工夫

急にやめると動悸や血圧上昇が起こることがあり、中止は医師の指示で少しずつ行います。脈が遅い・強いだるさがあるときは相談してください。

📌 受診・相談の目安

脈が遅い・強いだるさ・息切れ・むくみの悪化、ぜんそくの悪化があるときは相談を。自己中断は危険なので必ず医師に相談してください。

主に使われる病気・症状

高血圧症心不全心房細動本態性振戦

この種類の薬の違いを比較

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β遮断薬に分類される主な薬剤

よくある質問

Q. 飲み忘れたらどうすればよいですか。
気づいたときが次の服用時間に近い場合は1回分を飛ばし、2回分をまとめて飲まないでください。判断に迷うときは、かかりつけの医師や薬剤師に相談してください。
Q. やめたいときはどうすればよいですか。
急にやめると症状が悪化することがあります。自己判断で中止せず、必ず医師に相談してください。減らす場合も少しずつ調整するのが一般的です。
Q. ぜんそくがあっても使えますか。
種類や状態によっては慎重な使用が必要です。呼吸器の持病がある場合は、必ず事前に医師へ伝え、指示に従ってください。
Q. 脈が遅く感じますが大丈夫ですか。
強いめまいや息切れ、ふらつきを伴うときは早めに医師へ相談してください。受診時には脈拍や血圧の記録があると診察に役立ちます。
Q. 急にやめても大丈夫ですか
急な中止は症状の悪化を招くことがあります。やめる場合は医師の指示で少しずつ減らします。
Q. ぜんそくでも使えますか
ぜんそくのある方では慎重に使う必要があります。持病を必ず医師に伝えてください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索