DOAC(直接経口抗凝固薬)

血液を固まりにくくし、心房細動の脳梗塞予防や静脈血栓症の治療・予防に用いられます。現在 4 成分を掲載しています。

DOAC(直接経口抗凝固薬)とは

DOAC(直接経口抗凝固薬)は、血液を固める仕組みの中で働く特定の因子を直接おさえて、血液を固まりにくくする飲み薬です。血のかたまり(血栓)ができるのを防ぎ、心房細動による脳梗塞の予防や、足などにできる静脈血栓症の治療・予防に用いられます。定期的な採血や食事制限が少なく使いやすいことから、心房細動や静脈血栓症の治療で広く用いられています。

DOAC(直接経口抗凝固薬)のポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

主な薬と選び方

DOACには、作用する凝固因子の種類や1日の服用回数(1回か2回か)、腎臓での排泄のされ方などに違いがあります。腎機能や年齢、体重、併用薬、病態に応じて使い分けられます。従来のワルファリンと異なり、定期的な採血での細かな用量調整や食事制限が基本的に不要な点が特徴です。DOACの中では、服用回数(1日1回・2回)や食事の影響、腎機能に応じた用量に違いがあり、飲みやすさや体格・腎機能で選ばれます。

副作用と注意点

血が固まりにくくなるため、出血しやすくなります。あざ、歯ぐきや鼻からの出血、血尿、黒い便などに注意してください。手術や抜歯の前は休薬の要否を必ず相談します。腎機能によって用量が調整されるため、自己判断で量を変えないでください。最も注意すべきは出血です。手術・抜歯の予定や、他の出血しやすい薬・サプリを必ず伝えます。腎機能に応じて用量を調整し、自己判断で中止しないことが大切です。

セルフケア・生活の工夫

飲み忘れ・自己中断は血栓のリスクになるため、決まった時間に続けます。抜歯・手術・内視鏡の予定は早めに医師へ伝え、出血が続くときは相談してください。

📌 受診・相談の目安

止まりにくい出血・黒い便や血尿・強い頭痛やあざの急増があれば、すぐ受診してください。手術・抜歯・内視鏡の予定も早めに申告を。

主に使われる病気・症状

心房細動

この種類の薬の違いを比較

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DOAC(直接経口抗凝固薬)に分類される主な薬剤

よくある質問

Q. 飲み忘れたときはどうしますか。
薬によって対応が異なります。気づいた時間によって扱いが変わるため、まとめ飲みはせず、対応に迷うときは医師や薬剤師に確認してください。
Q. 手術や抜歯の予定があります。
出血のリスクに関わるため、休薬の要否を必ず事前に医師へ相談してください。自己判断での中止も再開も避けてください。
Q. 納豆などは食べてよいですか。
DOACはワルファリンと異なり、基本的に特定の食事制限はありません。ただし不明な点は医師や薬剤師に確認すると安心です。
Q. 黒い便やあざが増えました。
出血のサインの可能性があります。気になる症状があるときは自己判断で中止せず、早めに医療機関へ相談してください。
Q. 食事の制限はありますか
ワルファリンのような細かな食事制限は基本的にありません。ただし自己判断で飲み方を変えないでください。
Q. 飲み忘れたときは
2回分をまとめて飲まないでください。対応は薬や用途で異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索