DPP-4阻害薬

インクレチンの働きを高め、血糖が高いときにインスリン分泌を促す経口の糖尿病薬です。現在 5 成分を掲載しています。

DPP-4阻害薬とは

DPP-4阻害薬は、食事をとると腸から出るインクレチンというホルモンを分解する酵素(DPP-4)の働きをおさえる飲み薬です。インクレチンが長く働くことで、血糖が高いときにインスリンの分泌を促し、血糖を上げるホルモンを抑えます。血糖値に応じて働くため、2型糖尿病の治療に広く用いられます。単独では低血糖を起こしにくく副作用が比較的少ないことから、2型糖尿病で広く用いられます。

DPP-4阻害薬のポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

主な薬と選び方

DPP-4阻害薬には、1日1回か1回かといった服用回数や、週1回服用するもの、腎機能による調整の必要性などに違いがあります。腎臓や肝臓の状態、生活スタイル、ほかの糖尿病薬との組み合わせに応じて使い分けられます。飲み方の負担なども選択の目安になります。DPP-4阻害薬の中では、服用回数や排泄経路(腎・肝)に違いがあり、腎機能や飲みやすさに応じて選ばれます。

副作用と注意点

単独では低血糖を起こしにくい薬ですが、SU薬やインスリンと併用すると低血糖が起こりやすくなります。冷や汗や手のふるえ、強い空腹感などに注意してください。まれに腹痛や関節の症状などがみられることもあります。気になる症状があれば医師や薬剤師に相談してください。単独では低血糖を起こしにくいですが、SU薬やインスリンとの併用では低血糖に注意します。まれに関節痛や水疱性類天疱瘡などが報告されています。

セルフケア・生活の工夫

食事・運動とあわせて効果が高まります。低血糖は起こりにくい薬ですが、他の血糖の薬と併用時は低血糖の症状(冷や汗・動悸)に注意してください。

📌 受診・相談の目安

強い腹痛が背中に抜ける(膵炎のサイン)、関節の強い痛み、皮膚の水ぶくれが出たときは受診してください。

主に使われる病気・症状

2型糖尿病

この種類の薬の違いを比較

関連するけんさ値

関連する基礎ガイド(くわしい解説)

← 薬の種類の一覧へ

DPP-4阻害薬に分類される主な薬剤

よくある質問

Q. 低血糖は起こりますか。
単独では起こしにくい薬ですが、ほかの糖尿病薬との併用で起こることがあります。対処法をあらかじめ医師に確認しておくと安心です。
Q. 食事の前後どちらに飲みますか。
食事のタイミングに関わらず飲める場合が多い薬ですが、飲み方は処方の指示に従ってください。不明な点は薬剤師に確認しましょう。
Q. 飲み忘れたときはどうしますか。
気づいたときに飲む場合や次回まで待つ場合があり、薬によって異なります。まとめ飲みはせず、対応は医師や薬剤師に確認してください。
Q. 生活習慣の改善も必要ですか。
食事や運動は糖尿病治療の基本です。薬とあわせて取り組むことが大切なので、具体的な方法を医師に相談してください。
Q. 低血糖は起こりますか
単独では起こしにくい薬ですが、他の血糖の薬と併用すると起こることがあります。症状と対処法を知っておきましょう。
Q. 飲み忘れたときは
気づいたときに1回分を、次が近ければ1回とばします。2回分を一度に飲まないでください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索