GLP-1受容体作動薬

インスリン分泌を促し食欲も抑える薬で、血糖を下げ体重も減らします(注射・経口)。現在 3 成分を掲載しています。

GLP-1受容体作動薬とは

GLP-1受容体作動薬は、食後に腸から出るインクレチンの一種であるGLP-1と似た働きをする薬です。血糖が高いときにインスリンの分泌を促し、血糖を上げるホルモンを抑え、さらに胃の動きや食欲にも作用します。これにより血糖を下げ、体重の減少につながることもあり、注射のほか経口の製剤もあります。インスリン分泌を助け食欲もおさえる薬で、血糖を下げるとともに体重が減りやすいのが特徴です。

GLP-1受容体作動薬のポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

主な薬と選び方

GLP-1受容体作動薬には、注射か経口か、注射では1日1回か週1回かといった使い方の違いがあります。作用の持続や消化器症状の出やすさ、血糖や体重への影響の度合いも目安になります。生活スタイルやほかの治療との組み合わせに応じて、医師が適したものを選びます。GLP-1受容体作動薬の中では、注射の回数(週1回・1日1回)や内服の有無、効果の強さで選ばれます。

副作用と注意点

飲み始めや増量のときに、悪心、嘔吐、下痢などの消化器症状が出やすい薬です。単独では低血糖を起こしにくいですが、ほかの薬との併用では注意が必要です。まれに重い副作用もあります。医師の管理のもとで使う薬であり、美容や減量目的での自己判断による使用は危険です。吐き気・下痢などの消化器症状は少量から慣らします。インスリンやSU薬との併用では低血糖に注意し、まれに膵炎が報告されています。

セルフケア・生活の工夫

食事・運動とあわせて用います。飲み始めの吐き気は徐々に和らぐことが多く、注射薬は指示どおりの手技・保管を守ってください。

📌 受診・相談の目安

強い腹痛が続く(膵炎のサイン)、嘔吐が止まらない、低血糖(他剤併用時)の症状があるときは受診してください。

主に使われる病気・症状

2型糖尿病

この種類の薬の違いを比較

関連する基礎ガイド(くわしい解説)

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GLP-1受容体作動薬に分類される主な薬剤

よくある質問

Q. やせ薬として使ってもよいですか。
医師の管理が必要な医療用の薬で、自己判断での美容・減量目的の使用は危険です。必ず医師の診察のうえで使用してください。
Q. 吐き気が強いときはどうすればよいですか。
飲み始めに出やすく、続けるうちに和らぐこともあります。つらい場合や続く場合は我慢せず医師に相談してください。
Q. 注射と飲み薬はどちらがよいですか。
効き方や使い方、生活に合うかで選ばれます。希望や不安があれば医師に伝え、相談して決めてください。
Q. 低血糖は起こりますか。
単独では起こしにくい薬ですが、ほかの糖尿病薬との併用で起こることがあります。対処法を事前に確認しておきましょう。
Q. 吐き気は続きますか
多くは飲み始めの時期に出て徐々に和らぎます。つらいときは医師に相談してください。
Q. 毎日打つのが負担です
週1回のタイプもあります。生活に合わせて選べるため、医師にご相談ください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索