H2ブロッカー(H2受容体拮抗薬)

胃酸の分泌を抑え、潰瘍・胃炎・胸やけに用いられます。PPI より穏やかですが速効性があります。現在 2 成分を掲載しています。

H2ブロッカー(H2受容体拮抗薬)とは

H2ブロッカー(H2受容体拮抗薬)は、胃酸の分泌を促すヒスタミンの受け皿(H2受容体)の働きをさえぎり、胃酸を減らす薬です。胃・十二指腸潰瘍や胃炎、胸やけなどに用いられます。PPIに比べると酸を抑える力は穏やかですが、比較的速く効きはじめるのが特徴で、症状にあわせて使い分けられます。胃酸の分泌を抑える薬で、比較的早く効き、軽い胃の不調や胸やけに市販薬としても用いられます。

H2ブロッカー(H2受容体拮抗薬)のポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

主な薬と選び方

同じ仲間の中でも、作用の持続時間や体内からの排出のされ方に違いがあります。夜間の胃酸を抑える目的で就寝前に服用することもあります。穏やかな効き目を生かして軽い症状に使うか、より強く抑えるPPIを選ぶかは、症状の程度や経過によって判断されます。適した薬は医師・薬剤師が選びます。H2ブロッカーの中では、作用時間や腎機能に応じた調整の必要性に違いがありますが、いずれも比較的早く効きます。

副作用と注意点

比較的安全な薬ですが、まれに発疹や肝機能の変化などがみられることがあります。腎臓から排出されるため、腎機能が低下している方や高齢の方では、量の調整が必要になることがあります。市販薬としても入手できますが、症状が続く場合は自己判断で続けず、医師・薬剤師に相談してください。腎機能に応じて用量を調整することがあります。高齢者ではまれに意識の変化が出ることがあり、症状が続くときは市販薬を漫然と続けず受診します。

セルフケア・生活の工夫

刺激物・アルコール・喫煙を控え、就寝前の食事を避けると症状が和らぎます。症状が続く・悪化するときは自己判断で市販を続けず受診してください。

📌 受診・相談の目安

黒い便・吐血・体重減少・飲み込みにくさがあるとき、市販薬で数日改善しないときは受診してください。

主に使われる病気・症状

逆流性食道炎胃・十二指腸潰瘍

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よくある質問

Q. PPIとどちらがよいのですか。
酸を抑える強さや効きはじめの早さが異なり、どちらが適するかは症状や病気の種類によります。一概に優劣は決められないため、主治医が状態に応じて選びます。
Q. 就寝前に飲むよう言われました。
夜間に増える胃酸を抑える目的で就寝前に服用することがあります。指示されたタイミングを守ることが大切で、理由が気になる場合は医師・薬剤師に確認してください。
Q. 市販のものを使ってもよいですか。
軽い胸やけなどには市販品もありますが、症状が長引いたり繰り返したりする場合は別の病気が隠れていることもあります。早めに受診して相談してください。
Q. 高齢でも安全に使えますか。
使われることは多いですが、腎機能の状態によっては量の調整が必要です。他に飲んでいる薬もふまえて、医師・薬剤師に相談すると安心です。
Q. PPIとは何が違いますか
PPIは胃酸をより強く抑えるタイプです。症状や状態に応じて使い分けられます。
Q. 市販薬と同じですか
同じ仲間の成分が市販されています。持病や他の薬がある場合は購入前に薬剤師に相談してください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索