認知症に使われる薬

認知症(アルツハイマー型など)に用いられる抗認知症薬を、添付文書の効能・効果から逆引きした一覧です。現在 12 成分を掲載しています。各薬剤ページでは PMDA 添付文書に基づく用法・用量、禁忌、副作用と薬価を確認できます。

認知症とは

認知症は、いったん発達した記憶や判断力などの認知機能が、脳の病気によって持続的に低下し、日常生活に支障が出る状態です。アルツハイマー型が多く、もの忘れから始まり、時間や場所が分からなくなる、段取りが難しくなるなどが現れます。気分や行動の変化を伴うこともあります。アルツハイマー型が最も多く、脳血管性やレビー小体型などのタイプがあります。記憶だけでなく、段取りや判断、時間・場所の見当がつきにくくなることもあります。

認知症の薬の選び方・ポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

認知症の治療の進め方

規則正しい生活や適度な活動、安心できる環境づくりといった非薬物的な対応が基本です。薬は症状の進行を緩やかにすることが期待されますが、根本的に治すものではありません。効果や副作用を見ながら継続を判断し、自己判断で中止せず、介護面の支援とあわせて医師と相談しながら進めます。薬(コリンエステラーゼ阻害薬・NMDA受容体拮抗薬)は進行をゆるやかにすることが目的です。生活環境の調整や周囲の関わり方、介護サービスの活用も大切です。

セルフケア・日常生活の工夫

規則正しい生活・適度な運動・人との交流・バランスのよい食事が、脳の健康や生活の質を保つ助けになります。服薬管理(日付つきケースなど)や転倒・事故の予防、本人の混乱を減らす環境づくりも大切です。介護の負担は一人で抱えず、早めに相談しましょう。

📌 受診・相談の目安

同じことを何度も聞く、約束や物の置き場所を頻繁に忘れる、道に迷うなど生活への支障が続く場合は早めに受診しましょう。急に様子が変わった、強い興奮や眠気がある場合も相談してください。薬は自己判断で中断しないでください。

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認知症の適応を持つ薬剤

この病気で使われる薬のタイプ(薬効分類)

この病気に関連する薬の比較

関連する基礎ガイド(くわしい解説)

よくある質問

Q. 認知症の薬で治りますか?
現在の薬は症状の進行を緩やかにすることが目的で、根本的に治すものではありません。期待できる効果は医師にご確認ください。
Q. もの忘れと認知症はどう違いますか?
加齢によるもの忘れは体験の一部を忘れる程度ですが、認知症では体験自体を忘れ生活に支障が出ます。心配なときは受診の目安です。
Q. 薬を飲むと副作用が心配です。
吐き気や食欲低下、めまいなどが知られています。気になる症状が出たら自己判断で中止せず、医師や薬剤師に相談してください。
Q. 家族としてできることは?
規則正しい生活や安心できる環境づくりが役立ちます。介護サービスの利用も含め、対応は主治医や地域の相談窓口にご相談ください。
Q. 認知症の薬で進行は止まりますか?
現在の薬は進行をゆるやかにすることが期待されるもので、治したり完全に止めたりする薬ではありません。生活の質を保つ助けとして使われます。過度な期待は禁物です。
Q. 家族が薬の管理で気をつけることは?
飲み忘れ・重複を防ぐため、日付つきの薬ケースなどが役立ちます。副作用や様子の変化に気づいたら医師に伝えてください。介護の負担は一人で抱えず相談を。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索