心的外傷後ストレス障害(PTSD)に使われる薬
心的外傷後ストレス障害(PTSD)に用いられる薬(SSRI など)を、添付文書の効能・効果から逆引きした一覧です。現在 2 成分を掲載しています。各薬剤ページでは PMDA 添付文書に基づく用法・用量、禁忌、副作用と薬価を確認できます。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは
心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、生命の危険を感じるような強い出来事(事故・災害・暴力・虐待など)を体験・目撃した後に、その記憶が突然よみがえる(フラッシュバック)・悪夢を見る、関連する物事を避ける、常に警戒して眠れない・驚きやすい、気分が落ち込むといった症状が続く状態です。多くの人は時間とともに回復しますが、症状が1か月以上続き生活に支障が出る場合にPTSDと考えられます。心の弱さではなく、つらい体験に対する自然な反応が長引いたものです。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療の進め方
治療は、トラウマに焦点をあてた心理療法(認知処理療法・持続エクスポージャー・EMDRなど)が中心的な役割を果たし、薬(SSRI)が併用されることがあります。SSRIは気分・不安・過覚醒をやわらげ、効果の実感まで数週間かかります。睡眠の問題に対して別の薬が使われることもあります。安全な環境を確保し、信頼できる支援につながることが回復の土台になります。自己判断で薬を中止しないことが大切です。
セルフケア・日常生活の工夫
十分な睡眠・規則正しい生活を心がけ、アルコールで紛らわせないことが大切です。信頼できる人や支援機関とつながり、一人で抱え込まないようにしましょう。つらい記憶に無理に一人で向き合おうとせず、専門家と進めるのが安全です。
📌 受診・相談の目安
つらい体験の後、フラッシュバック・悪夢・強い警戒・気分の落ち込みなどが1か月以上続く、生活・仕事に支障が出る、消えてしまいたい気持ちがあるときは、早めに精神科・心療内科などに相談してください。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の適応を持つ薬剤
この病気で使われる薬のタイプ(薬効分類)
関連する基礎ガイド(くわしい解説)
よくある質問
Q. 時間がたてば治りますか?
Q. どんな薬を使いますか?
Q. 薬だけで治りますか?
Q. 自分の心が弱いからでしょうか?
Q. つらい記憶を思い出す練習は必要ですか?
本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項 / 薬を検索
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の薬の選び方・ポイント
監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)