こころみ薬事典

こころみ薬事典

全科

ボルチオキセチン

先発: トリンテリックス

薬効分類: 精神・神経

ボルチオキセチンは精神・神経に分類される医薬品です。主な適応は「うつ病・うつ状態」など。本ページではPMDA添付文書に基づく用法・用量、禁忌、相互作用、副作用と、規格別の薬価・包装情報を掲載しています。

⚠ 安全サマリー

禁忌本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤(セレギリン塩酸詳細 ↓併用禁忌MAO阻害剤 セレギリン塩酸塩 エフピー ラサギリンメシル酸塩 アジレクト サフィナミドメシ詳細 ↓主な副作用■重大な副作用 セロトニン症候群(頻度不明) 痙攣(頻度不明) 抗利尿ホルモン不適合分泌症候詳細 ↓

監修医による解説

セロトニン再取り込み阻害に加え複数のセロトニン受容体を調整する抗うつ薬で、うつ病に用いられます。比較的新しい作用機序を持ちます。

  • 主な副作用は悪心で、多くは服用継続とともに軽快します。
  • 効果実感まで数週間かかるため、早期の自己中断は避けます。
  • 中止時の離脱症状は比較的少ないとされますが、漸減が無難です。

▶ さらに詳しい解説(こころみ医学)

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

内服・錠

用法・用量

通常、成人にはボルチオキセチンとして10mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態により1日20mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて行うこと。

規格先発薬価後発薬価
10mg161.7/錠
20mg242.5/錠

効能・効果

うつ病・うつ状態

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤(セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩及びサフィナミドメシル酸塩)を投与中又は投与中止後14日間以内の患者,

副作用

■重大な副作用
セロトニン症候群(頻度不明)
痙攣(頻度不明)
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明)
■その他の副作用
【10%以上】悪心
【1~10%未満】傾眠、頭痛、めまい、不眠症、下痢、便秘、嘔吐、そう痒・全身性そう痒、じん麻疹・発疹、倦怠感
【1%未満】異常な夢、リビドー減退、潮紅、寝汗、勃起不全、射精遅延
【頻度不明】アナフィラキシー反応、高プロラクチン血症、出血(挫傷、斑状出血、鼻出血、胃腸出血、膣出血を含む)注)、血管浮腫、多汗症

飲み合わせ(併用禁忌)

MAO阻害剤
セレギリン塩酸塩
エフピー
ラサギリンメシル酸塩
アジレクト
サフィナミドメシル酸塩
エクフィナ
,
セロトニン症候群があらわれることがあるので、左記薬剤を投与中又は投与中止後14日間以内の患者には投与しないこと。また、本剤投与後に左記薬剤を投与する際には14日間以上の間隔をあけること。
セロトニンの分解が阻害され、脳内セロトニン濃度が高まると考えられる。

この薬が使われる主な病気・症状

うつ病

よくある質問

Q. ボルチオキセチンは何に使う薬ですか?
ボルチオキセチンは精神・神経に分類される医薬品で、主に「うつ病・うつ状態」などに用いられます。
Q. ボルチオキセチンの用法・用量(飲み方)は?
添付文書では「通常、成人にはボルチオキセチンとして10mgを1日1回経口投与する」などとされています。実際の用法・用量は症状や年齢で異なるため、医師の指示と最新の添付文書に従ってください。
Q. ボルチオキセチンの主な副作用は何ですか?
主な副作用として「■重大な副作用 セロトニン症候群(頻度不明) 痙攣(頻度不明) 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明) ■その他の副作用 【10%以上】悪心 【1~10%未満】傾眠、頭痛、めまい、不眠症、下痢、便秘、嘔」などが報告されています。気になる症状があれば医師・薬剤師にご相談ください。
Q. ボルチオキセチンにジェネリック(後発医薬品)はありますか?
現時点でこのデータベースに後発医薬品の登録は確認できません。
Q. ボルチオキセチンで注意が必要な飲み合わせはありますか?
「MAO阻害剤 セレギリン塩酸塩 エフピー ラサギリンメシル酸塩 アジレクト サフィナミドメシル酸塩 エクフィナ , セロトニン症候群があらわれることがあるので、左記薬剤を投与中又は投与中止後14日間以内の患者には投与しな」など併用に注意が必要な薬剤があります。服用中の薬は必ず医師・薬剤師にお伝えください。
出典: 添付文書情報は 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の提供データに基づきます。基本情報・薬価は厚生労働省 薬価基準、包装は MEDIS HOT コードマスターによります。
📄 添付文書(PMDA・PDF)を開く免責事項・出典について

本ページは医療従事者向けの参考情報です。診断・処方・服薬の最終判断は最新の添付文書および医師・薬剤師の判断によってください。
監修: 大澤 亮太(精神保健指定医/医療法人社団こころみ 理事長) 免責事項薬事典で検索