うつ病に使われる薬

うつ病・うつ状態に用いられる抗うつ薬(SSRI・SNRI など)を、添付文書の効能・効果から逆引きした一覧です。現在 48 成分を掲載しています。各薬剤ページでは PMDA 添付文書に基づく用法・用量、禁忌、副作用と薬価を確認できます。

うつ病とは

うつ病は、気分の強い落ち込みや、それまで楽しめていたことへの興味・喜びの低下が長く続き、生活に支障が出る状態です。眠れない・食欲がない・疲れやすい・集中できない・自分を責めるといった心と体の症状をともなうことがあります。気のもちようではなく、脳の働きやストレスなどが関係する病気と考えられており、適切な治療で回復が期待できます。脳内の神経伝達物質のバランスや、ストレス・環境・体の病気などが複雑に関与するとされ、『気の持ちよう』ではなく治療の対象となる状態です。

うつ病の薬の選び方・ポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

うつ病の治療の進め方

治療では、十分な休養と環境の調整を基本としながら、症状の程度に応じて抗うつ薬による薬物療法や、認知行動療法などの心理療法を行います。抗うつ薬は効果が現れるまで数週間かかることが多く、焦らず続けることが大切です。良くなっても再発を防ぐため一定期間続けるのが一般的で、薬で十分な効果が得られない場合はTMSなどの選択肢が検討されることもあります。抗うつ薬は効果が出るまで2週間以上かかることが多く、良くなっても再発を防ぐため一定期間は続けます。十分な睡眠や生活リズム、無理をしすぎない環境づくりも回復を支えます。

セルフケア・日常生活の工夫

十分な休養を最優先にし、生活リズムを整え、日光を浴びる・軽い運動を無理のない範囲で行うことが回復の助けになります。大きな決断は状態が回復してからが基本です。周囲は励ましすぎず見守る姿勢が大切です。セルフケアは治療を補うもので、つらいときは医師に相談してください。

📌 受診・相談の目安

気分の落ち込みや興味の低下が2週間以上続き、仕事や生活に支障が出ているときは受診をおすすめします。眠れない・食べられない状態が続く場合も相談の目安です。死にたい気持ちや消えてしまいたい気持ちが強いときは、ためらわず早めに受診・相談してください。抗うつ薬の急な自己中断は症状の再発や中断症状を招くため避けましょう。

もっと詳しく(解説記事)

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うつ病の適応を持つ薬剤

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この病気で使われる薬のタイプ(薬効分類)

この病気に関連する薬の比較

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よくある質問

Q. 抗うつ薬はすぐに効きますか?
多くは効果が現れるまで数週間かかります。すぐに効かないからと自己判断でやめると、かえって回復が遅れたり中断症状が出たりすることがあります。経過には個人差があるため、効き目や副作用について医師と相談しながら続けてください。
Q. 抗うつ薬は癖(依存)になりますか?
抗うつ薬は一般に依存をつくる薬ではないとされています。ただし急にやめると、めまいや不調などの中断症状が出ることがあります。中止する際は医師の指示のもとで少しずつ減らすのが基本ですので、自己判断での中断は避けてください。
Q. 良くなったら薬はやめてよいですか?
症状が改善しても、再発を防ぐためにしばらく続けるのが一般的です。自己判断で中止すると再発の危険が高まります。やめる時期や減らし方は症状の経過によって異なるため、必ず主治医と相談しながら決めてください。
Q. うつ病は薬以外の治療もありますか?
休養や環境調整に加え、認知行動療法などの心理療法が有効な場合があります。薬で十分な効果が得られないときは、TMS(経頭蓋磁気刺激)が検討されることもあります。どの方法が適しているかは状態によって異なるため、医師に相談してください。
Q. うつのとき運動や生活リズムは効果がありますか?
適度な運動や規則正しい生活、日光を浴びることなどが回復の助けになるとされます。ただし無理は禁物です。薬と併用しながら、できる範囲から始めましょう。方法は医師に相談してください。
Q. 家族や周りはどう接すればよいですか?
うつ病では、励ましすぎず、休養が必要なことを理解して見守る姿勢が大切とされます。対応に迷うときは、ご本人の主治医や相談窓口に相談してください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索