こころみ薬事典

こころみ薬事典

全科

スルピリド

先発: ドグマチール

薬効分類: 消化器(健胃・整腸・潰瘍)

スルピリドは消化器(健胃・整腸・潰瘍)に分類される医薬品です。主な適応は「統合失調症 うつ病・うつ状態」など。本ページではPMDA添付文書に基づく用法・用量、禁忌、相互作用、副作用と、規格別の薬価・包装情報を掲載しています。

⚠ 安全サマリー

禁忌本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)詳細 ↓主な副作用■重大な副作用 悪性症候群(Syndrome malin)(0.1%未満) 痙攣(0.1%未詳細 ↓

監修医による解説

ドパミン D2 受容体拮抗薬で、少量では抗うつ・胃潰瘍治療に、高用量では統合失調症に用いられる、用量で働きが変わる薬です。

  • 高プロラクチン血症(月経異常・乳汁分泌)が出やすい薬です。
  • 少量では食欲増進・胃の不調改善に用いられます。
  • 長期・高用量では錐体外路症状に注意します。

▶ さらに詳しい解説(こころみ医学)

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

内服・錠

用法・用量

〈胃・十二指腸潰瘍〉
スルピリドとして、通常成人1日150mgを3回に分割経口投与する。なお症状により適宜増減する。
〈統合失調症〉
スルピリドとして、通常成人1日300~600mgを分割経口投与する。なお年齢、症状により適宜増減するが、1日1,200mgまで増量することができる。
〈うつ病・うつ状態〉
スルピリドとして、通常成人1日150~300mgを分割経口投与する。なお年齢、症状により適宜増減するが、1日600mgまで増量することができる。

規格先発薬価後発薬価
50mg10.4/錠6.6〜・1社
100mg10.4/錠6.6〜・1社
200mg11.5/錠8.3〜・1社

内服・カプセル

用法・用量

〈胃・十二指腸潰瘍〉
スルピリドとして、通常成人1日150mgを3回に分割経口投与する。なお症状により適宜増減する。
〈統合失調症〉
スルピリドとして、通常成人1日300~600mgを分割経口投与する。なお年齢、症状により適宜増減するが、1日1,200mgまで増量することができる。
〈うつ病・うつ状態〉
スルピリドとして、通常成人1日150~300mgを分割経口投与する。なお年齢、症状により適宜増減するが、1日600mgまで増量することができる。

規格先発薬価後発薬価
50mg10.4/カプセル6.6〜・1社

内服・細粒

用法・用量

〈胃・十二指腸潰瘍〉
スルピリドとして、通常成人1日150mgを3回に分割経口投与する。なお症状により適宜増減する。
〈統合失調症〉
スルピリドとして、通常成人1日300~600mgを分割経口投与する。なお年齢、症状により適宜増減するが、1日1,200mgまで増量することができる。
〈うつ病・うつ状態〉
スルピリドとして、通常成人1日150~300mgを分割経口投与する。なお年齢、症状により適宜増減するが、1日600mgまで増量することができる。

規格先発薬価後発薬価
10%9.6/g6.5〜・1社
50%21.2/g21〜・1社

注射・筋注

用法・用量

〈胃・十二指腸潰瘍〉
スルピリドとして、通常成人1回50mgを1日2回筋肉内注射する。なお症状により適宜増減する。
〈統合失調症〉
スルピリドとして、通常成人1回100~200mgを筋肉内注射する。なお年齢、症状により適宜増減するが、1日600mgまで増量することができる。

規格先発薬価後発薬価
50mg89/管
100mg129/管

効能・効果

統合失調症
うつ病・うつ状態

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)の患者[抗ドパミン作用によりプロラクチン分泌が促進し、病態を悪化させるおそれがある。]
褐色細胞腫又はパラガングリオーマの疑いのある患者[急激な昇圧発作を起こすおそれがある。]

副作用

■重大な副作用
悪性症候群(Syndrome malin)(0.1%未満)
痙攣(0.1%未満)
QT延長、心室頻拍(Torsade de Pointesを含む)(各0.1%未満)
無顆粒球症、白血球減少(各0.1%未満)
肝機能障害、黄疸(各0.1%未満)
遅発性ジスキネジア(0.1%未満)
肺塞栓症、深部静脈血栓症(各0.1%未満)
■その他の副作用
【0.1~5%未満】血圧下降、パーキンソン症候群(振戦、筋強剛、流涎等)、ジスキネジア(舌のもつれ、言語障害、頸筋捻転、眼球回転、注視痙攣、嚥下困難等)、アカシジア(静坐不能)、乳汁分泌、女性化乳房、月経異常、射精不能、睡眠障害、不穏、焦燥感、眠気、頭痛、頭重、めまい、浮遊感、興奮、躁転、躁状態、しびれ、運動失調、悪心、嘔吐、口渇、便秘、食欲不振、腹部不快感、AST、ALT、Al-P等の上昇、発疹、体重増加、浮腫、脱力感、倦怠感、排尿困難、性欲減退
【0.1%未満】心電図異常、血圧上昇、胸内苦悶、頻脈、乳房腫脹、勃起不全、物忘れ、ぼんやり、徘徊、多動、抑制欠如、無欲状態、下痢、胸やけ、腹痛、食欲亢進、そう痒感、視力障害、眼球冷感・重感、眼のちらつき、頻尿、腰痛、肩こり、熱感、発熱、発汗、鼻閉

この薬が使われる主な病気・症状

うつ病統合失調症

よくある質問

Q. スルピリドは何に使う薬ですか?
スルピリドは消化器(健胃・整腸・潰瘍)に分類される医薬品で、主に「統合失調症 うつ病・うつ状態」などに用いられます。
Q. スルピリドの用法・用量(飲み方)は?
添付文書では「〈統合失調症〉 スルピリドとして、通常成人1日300~600mgを分割経口投与する」などとされています。実際の用法・用量は症状や年齢で異なるため、医師の指示と最新の添付文書に従ってください。
Q. スルピリドの主な副作用は何ですか?
主な副作用として「■重大な副作用 悪性症候群(Syndrome malin)(0.1%未満) 痙攣(0.1%未満) QT延長、心室頻拍(Torsade de Pointesを含む)(各0.1%未満) 無顆粒球症、白血球減少(各0.1%未満」などが報告されています。気になる症状があれば医師・薬剤師にご相談ください。
Q. スルピリドにジェネリック(後発医薬品)はありますか?
後発医薬品(ジェネリック)があります。
出典: 添付文書情報は 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の提供データに基づきます。基本情報・薬価は厚生労働省 薬価基準、包装は MEDIS HOT コードマスターによります。
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本ページは医療従事者向けの参考情報です。診断・処方・服薬の最終判断は最新の添付文書および医師・薬剤師の判断によってください。
監修: 大澤 亮太(精神保健指定医/医療法人社団こころみ 理事長) 免責事項薬事典で検索