こころみ薬事典

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全科

硫酸マグネシウム水和物

薬効分類: 消化器(健胃・整腸・潰瘍)

硫酸マグネシウム水和物は消化器(健胃・整腸・潰瘍)に分類される医薬品です。主な適応は「重症妊娠高血圧症候群における子癇の発症抑制及び治療」など。本ページではPMDA添付文書に基づく用法・用量、禁忌、相互作用、副作用と、規格別の薬価・包装情報を掲載しています。

⚠ 安全サマリー

禁忌重症筋無力症の患者[アセチルコリン放出抑制による骨格筋弛緩をおこすおそれがある詳細 ↓主な副作用■重大な副作用 マグネシウム中毒:眼瞼下垂、膝蓋腱反射の消失、筋緊張低下、心電図異常(房室ブ詳細 ↓

監修医による解説

主に産婦人科領域で用いられる無機塩製剤。マグネシウムイオンが子宮平滑筋の収縮を抑制し、また中枢神経系の興奮を抑えることで、切迫早産や妊娠高血圧症候群に伴う子癇発作を管理する。血中濃度管理が重要となる。

  • 高マグネシウム血症のリスクがあり、定期的な血中濃度測定と症状観察が必須。
  • 腎機能障害のある患者では排泄が遅延するため、特に慎重な投与が必要となる。
  • 子宮収縮抑制作用を持つ他の薬剤との併用時は、作用増強に注意を要する。

※ 添付文書をもとに作成し、監修医が確認した参考情報です。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

内服・液

用法・用量

〈検査当日に投与する場合〉
通常、成人には本剤480mLを30分かけて経口投与する。本剤480mLを投与した後、水又はお茶約1Lを1時間かけて飲用する。以降、排泄液が透明になるまで本剤240mLあたり15分かけて投与し、投与後に水又はお茶約500mLを飲用するが、本剤の投与量は合計960mLまでとする。なお、検査前日の夕食後は絶食(水分摂取は可)とし、検査開始予定時間の約3時間以上前から投与を開始する。
〈検査前日と当日に分けて2回投与する場合〉
通常、成人には検査前日に、本剤480mLを30分かけて経口投与する。本剤480mLを投与した後、水又はお茶約1Lを1時間かけて飲用する。検査当日は、検査開始予定時間の約2時間以上前から、排泄液が透明になるまで本剤240mLあたり15分かけて投与し、投与後に水又はお茶約500mLを飲用するが、本剤の投与量は前日から合計960mLまでとする。なお、検査前日の夕食は投与開始の3時間以上前に終了し、夕食後は絶食(水分摂取は可)とする。

規格先発薬価後発薬価
規格不明938.6/瓶

内服・内用

規格先発薬価後発薬価
規格不明0.77/g

注射・静注

用法・用量

初回量として、40mL(硫酸マグネシウム水和物として4g)を20分以上かけて静脈内投与した後、毎時10mL(1g)より持続静脈内投与を行う。症状に応じて毎時5mL(0.5g)ずつ増量し、最大投与量は毎時20mL(2g)までとする。本剤は初回量投与の場合を除いて、持続注入ポンプを用いて投与すること。

規格先発薬価後発薬価
規格不明395/管

注射

用法・用量

〈切迫早産における子宮収縮の抑制〉
初回量として、40mL(硫酸マグネシウム水和物として4g)を20分以上かけて静脈内投与した後、毎時10mL(1g)より持続静脈内投与を行う。なお、子宮収縮が抑制されない場合は毎時5mL(0.5g)ずつ増量し、最大投与量は毎時20mL(2g)までとする。子宮収縮抑制後は症状を観察しながら漸次減量し、子宮収縮の再発がみられないことが確認された場合には中止する。本剤は持続注入ポンプを用いて投与すること。
〈重症妊娠高血圧症候群における子癇の発症抑制及び治療〉
初回量として、40mL(硫酸マグネシウム水和物として4g)を20分以上かけて静脈内投与した後、毎時10mL(1g)より持続静脈内投与を行う。症状に応じて毎時5mL(0.5g)ずつ増量し、最大投与量は毎時20mL(2g)までとする。本剤は初回量投与の場合を除いて、持続注入ポンプを用いて投与すること。

規格先発薬価後発薬価
規格不明1929/筒

効能・効果

重症妊娠高血圧症候群における子癇の発症抑制及び治療

禁忌

重症筋無力症の患者[アセチルコリン放出抑制による骨格筋弛緩をおこすおそれがある。]
心ブロックの既往歴のある患者[洞房結節インパルス生成速度の遅延と伝導時間の持続を助長するおそれがある。]
低張性脱水症の患者[低張性脱水症が悪化するおそれがある。]

副作用

■重大な副作用
マグネシウム中毒:眼瞼下垂、膝蓋腱反射の消失、筋緊張低下、心電図異常(房室ブロック、伝導障害)、呼吸数低下、呼吸困難等(いずれも頻度不明)
■その他の副作用
【頻度不明】悪心、嘔吐、電解質異常、筋緊張低下

この薬が使われる主な病気・症状

高血圧症

よくある質問

Q. 硫酸マグネシウム水和物は何に使う薬ですか?
硫酸マグネシウム水和物は消化器(健胃・整腸・潰瘍)に分類される医薬品で、主に「重症妊娠高血圧症候群における子癇の発症抑制及び治療」などに用いられます。
Q. 硫酸マグネシウム水和物の用法・用量(飲み方)は?
添付文書では「初回量として、40mL(硫酸マグネシウム水和物として4g)を20分以上かけて静脈内投与した後、毎時10mL(1g)より持続静脈内投与を行う」などとされています。実際の用法・用量は症状や年齢で異なるため、医師の指示と最新の添付文書に従ってください。
Q. 硫酸マグネシウム水和物の主な副作用は何ですか?
主な副作用として「■重大な副作用 マグネシウム中毒:眼瞼下垂、膝蓋腱反射の消失、筋緊張低下、心電図異常(房室ブロック、伝導障害)、呼吸数低下、呼吸困難等(いずれも頻度不明) ■その他の副作用 【頻度不明】悪心、嘔吐、電解質異常、筋緊張低下」などが報告されています。気になる症状があれば医師・薬剤師にご相談ください。
Q. 硫酸マグネシウム水和物にジェネリック(後発医薬品)はありますか?
現時点でこのデータベースに後発医薬品の登録は確認できません。
出典: 添付文書情報は 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の提供データに基づきます。基本情報・薬価は厚生労働省 薬価基準、包装は MEDIS HOT コードマスターによります。
📄 添付文書(PMDA・PDF)を開く免責事項・出典について

本ページは医療従事者向けの参考情報です。診断・処方・服薬の最終判断は最新の添付文書および医師・薬剤師の判断によってください。
監修: 大澤 亮太(精神保健指定医/医療法人社団こころみ 理事長) 免責事項薬事典で検索