こころみ薬事典

こころみ薬事典

全科

ヒマシ

薬効分類: 消化器(健胃・整腸・潰瘍)

ヒマシは消化器(健胃・整腸・潰瘍)に分類される医薬品です。主な適応は「○ 便秘症 ○ 食中毒における腸管内容物の排除 ○ 消化管検査時又は手術前後における腸管内容物の排除」など。本ページではPMDA添付文書に基づく用法・用量、禁忌、相互作用、副作用と、規格別の薬価・包装情報を掲載しています。

⚠ 安全サマリー

禁忌急性腹症が疑われる患者[蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪するおそれがある] 痙れん性詳細 ↓主な副作用■その他の副作用 【頻度不明】悪心・嘔吐、腹痛等、過敏症状詳細 ↓

監修医による解説

小腸で加水分解されて生じるリシノール酸が、小腸粘膜を直接刺激して蠕動運動を亢進させる刺激性下剤です。主に手術前や検査前など、強力な瀉下作用を必要とする腸管内容物の排除に用いられます。

  • 脂溶性の物質の吸収を促進するため、一部の駆虫剤や中毒原因物質との併用は禁忌です。
  • 蠕動運動を亢進させるため、急性腹症や痙れん性便秘の患者には使用できません。
  • 使用により悪心・嘔吐や腹痛などが現れることがあるため、患者の状態を注意深く観察します。

※ 添付文書をもとに作成し、監修医が確認した参考情報です。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

内服・内用

用法・用量

ヒマシ油として、通常、成人は15~30mL(増量限度60mL)、小児は5~15mL、乳幼児は1~5mLを、それぞれそのまま又は水、牛乳などに浮かべて頓用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

規格先発薬価後発薬価
規格不明1.19/ml1.34〜・2社

効能・効果

○ 便秘症
○ 食中毒における腸管内容物の排除
○ 消化管検査時又は手術前後における腸管内容物の排除

禁忌

急性腹症が疑われる患者[蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪するおそれがある]
痙れん性便秘の患者[蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪するおそれがある]
重症の硬結便のある患者[下剤の経口投与では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪するおそれがある]
ヘノポジ油、メンマ等の脂溶性駆虫剤を投与中の患者[これらの薬剤の吸収を促進して中毒を起こすおそれがある]
リン、ナフタリンなどの脂溶性物質による中毒時[これらの中毒物質の吸収を促進するおそれがある]

副作用

■その他の副作用
【頻度不明】悪心・嘔吐、腹痛等、過敏症状

この薬が使われる主な病気・症状

便秘症

よくある質問

Q. ヒマシは何に使う薬ですか?
ヒマシは消化器(健胃・整腸・潰瘍)に分類される医薬品で、主に「○ 便秘症 ○ 食中毒における腸管内容物の排除 ○ 消化管検査時又は手術前後における腸管内容物の排除」などに用いられます。
Q. ヒマシの用法・用量(飲み方)は?
添付文書では「ヒマシ油として、通常、成人は15~30mL(増量限度60mL)、小児は5~15mL、乳幼児は1~5mLを、それぞれそのまま又は水、牛乳などに浮かべて頓用する」などとされています。実際の用法・用量は症状や年齢で異なるため、医師の指示と最新の添付文書に従ってください。
Q. ヒマシの主な副作用は何ですか?
主な副作用として「■その他の副作用 【頻度不明】悪心・嘔吐、腹痛等、過敏症状」などが報告されています。気になる症状があれば医師・薬剤師にご相談ください。
Q. ヒマシにジェネリック(後発医薬品)はありますか?
後発医薬品(ジェネリック)があります。
出典: 添付文書情報は 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の提供データに基づきます。基本情報・薬価は厚生労働省 薬価基準、包装は MEDIS HOT コードマスターによります。
📄 添付文書(PMDA・PDF)を開く免責事項・出典について

本ページは医療従事者向けの参考情報です。診断・処方・服薬の最終判断は最新の添付文書および医師・薬剤師の判断によってください。
監修: 大澤 亮太(精神保健指定医/医療法人社団こころみ 理事長) 免責事項薬事典で検索