こころみ薬事典

こころみ薬事典

全科

ケノデオキシコール酸

先発: チノ

薬効分類: 消化器(健胃・整腸・潰瘍)

ケノデオキシコール酸は消化器(健胃・整腸・潰瘍)に分類される医薬品です。主な適応は「外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解」など。本ページではPMDA添付文書に基づく用法・用量、禁忌、相互作用、副作用と、規格別の薬価・包装情報を掲載しています。

⚠ 安全サマリー

禁忌重篤な胆道・膵障害のある患者[利胆作用があるため、原疾患を悪化させるおそれがある詳細 ↓主な副作用■その他の副作用 【5%以上】ALT、ASTの上昇等、下痢 【0.1~5%未満】軟便、悪心・詳細 ↓

監修医による解説

本剤は、胆汁中のコレステロール飽和度を低下させることで、コレステロール系胆石を溶解する経口薬です。一次胆汁酸である本成分の投与により、胆汁酸組成が変化し、胆石の溶解が促進されます。外科的処置が困難な場合などにおける選択肢の一つです。

  • 下痢や軟便といった消化器症状が比較的多くみられるため、患者の状態を注意深く観察する必要があります。
  • 肝機能障害(ALT、ASTの上昇等)があらわれることがあるため、定期的な肝機能検査が推奨されます。
  • 胆道が完全に閉塞している患者には禁忌です。詳細は最新の添付文書等で確認してください。

※ 添付文書をもとに作成し、監修医が確認した参考情報です。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

内服・錠

用法・用量

通常、成人にはケノデオキシコール酸として1日量250mgより投与開始し、250mgずつ増量した後、維持量として1日量750mgを、1日3回に分けて連日経口投与する。なお、患者の状態により適宜増減するが、1日量として1000mgを超えないこと。また、1回あたりの投与量として375mgを超えないこと。通常、小児にはケノデオキシコール酸として1日量5mg/kgより投与開始し、5mg/kgずつ増量した後、維持量として1日量15mg/kgを、1日3回に分けて連日経口投与する。なお、患者の状態により適宜増減するが、1日量として15mg/kg及び750mgのいずれも超えないこと。また、1回あたりの投与量として250mgを超えないこと。

規格先発薬価後発薬価
125mg22043/包

内服・カプセル

用法・用量

通常、成人にはケノデオキシコール酸として、300~400mgを1日2~3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は600mgとする。

規格先発薬価後発薬価
125mg21.8/カプセル

効能・効果

外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解

禁忌

重篤な胆道・膵障害のある患者[利胆作用があるため、原疾患を悪化させるおそれがある。]
重篤な肝障害のある患者
肝・胆道系に閉塞性病変のある患者
妊婦又は妊娠している可能性のある女性

副作用

■その他の副作用
【5%以上】ALT、ASTの上昇等、下痢
【0.1~5%未満】軟便、悪心・嘔吐、食欲不振、腹痛、胸やけ
【頻度不明】Al-P、ビリルビンの上昇等、腹部不快感、腹部膨満感、発疹、瘙痒、倦怠感、めまい、顔のむくみ

この薬が使われる主な病気・症状

胆石症

よくある質問

Q. ケノデオキシコール酸は何に使う薬ですか?
ケノデオキシコール酸は消化器(健胃・整腸・潰瘍)に分類される医薬品で、主に「外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解」などに用いられます。
Q. ケノデオキシコール酸の用法・用量(飲み方)は?
添付文書では「通常、成人にはケノデオキシコール酸として、300~400mgを1日2~3回に分割経口投与する」などとされています。実際の用法・用量は症状や年齢で異なるため、医師の指示と最新の添付文書に従ってください。
Q. ケノデオキシコール酸の主な副作用は何ですか?
主な副作用として「■その他の副作用 【5%以上】ALT、ASTの上昇等、下痢 【0.1~5%未満】軟便、悪心・嘔吐、食欲不振、腹痛、胸やけ 【頻度不明】Al-P、ビリルビンの上昇等、腹部不快感、腹部膨満感、発疹、瘙痒、倦怠感、めまい、顔の」などが報告されています。気になる症状があれば医師・薬剤師にご相談ください。
Q. ケノデオキシコール酸にジェネリック(後発医薬品)はありますか?
現時点でこのデータベースに後発医薬品の登録は確認できません。
出典: 添付文書情報は 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の提供データに基づきます。基本情報・薬価は厚生労働省 薬価基準、包装は MEDIS HOT コードマスターによります。
📄 添付文書(PMDA・PDF)を開く免責事項・出典について

本ページは医療従事者向けの参考情報です。診断・処方・服薬の最終判断は最新の添付文書および医師・薬剤師の判断によってください。
監修: 大澤 亮太(精神保健指定医/医療法人社団こころみ 理事長) 免責事項薬事典で検索