NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)

痛み・炎症・発熱をやわらげる薬で、関節痛・腰痛・生理痛などに広く用いられます。現在 7 成分を掲載しています。

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)とは

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、痛みや炎症、発熱に関わる体内の物質(プロスタグランジン)の産生を抑えることで、痛み・腫れ・熱をやわらげる薬です。関節痛や腰痛、頭痛、生理痛など幅広い痛みに用いられます。内服薬のほか、貼り薬・塗り薬・坐薬など多くの剤形があり、症状にあわせて使い分けられます。炎症をおさえて痛みや熱をやわらげる薬で、さまざまな痛みや発熱に幅広く用いられます。

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)のポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

主な薬と選び方

同じ仲間の中でも、効き目の強さや持続時間、胃への負担の少なさ、剤形に違いがあります。胃腸への影響を抑えるよう工夫されたタイプもあります。全身に効かせたいときは内服、局所の痛みには貼り薬や塗り薬が選ばれるなど、症状の部位や強さ、体質に応じて選びます。適した薬は医師・薬剤師が判断します。NSAIDsの中では、効きの速さ・強さ、胃への負担(COX-2選択性)、剤形(錠・坐薬・湿布)に違いがあり、痛みの種類や胃腸の弱さで選ばれます。

副作用と注意点

胃の不快感や胃潰瘍、腎機能への影響、むくみ、血圧への影響などに注意が必要です。ぜんそくのある方では発作を誘発すること(アスピリン喘息)があります。空腹時を避けるなどの工夫がすすめられます。長期間・大量の使用は避け、ほかの薬との重複にも注意して、医師・薬剤師に相談してください。胃腸障害・腎機能・血圧・心臓への影響に注意し、空腹時を避けます。アスピリン喘息のある方や妊娠後期では使用を避けます。

セルフケア・生活の工夫

空腹時を避け、飲み過ぎ・長期連用に注意します。胃の痛み・黒い便・むくみ・息苦しさが出たときは中止して受診してください。

📌 受診・相談の目安

みぞおちの痛み・黒い便・吐血(胃腸出血)、むくみ・尿量減少、息苦しさ・発疹があるときは中止して受診してください。

主に使われる病気・症状

変形性関節症月経困難症顎関節症

この種類の薬の違いを比較

関連する基礎ガイド(くわしい解説)

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NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)に分類される主な薬剤

よくある質問

Q. 胃が荒れやすいと聞きました。
胃の粘膜を守る働きも抑えるため、胃の不快感や潰瘍が起こることがあります。空腹時を避ける、胃を守る薬を併用するなどの対策があるので、医師・薬剤師に相談してください。
Q. 貼り薬や塗り薬でも副作用はありますか。
飲み薬より全身への影響は少ない傾向ですが、皮膚のかぶれが起こることがあり、使用量が多いと全身性の影響が出ることもあります。使い方は指示に従ってください。
Q. 市販の痛み止めと一緒に使えますか。
同じ成分が重なると副作用が強まる恐れがあります。市販薬を併用する前に、処方されている薬の内容を医師・薬剤師に伝えて確認してください。
Q. 毎日飲み続けても大丈夫ですか。
必要な期間に限って使うのが基本で、長期・大量の使用は避けます。痛みが続く場合は原因の評価が必要なこともあるため、漫然と続けず受診して相談してください。
Q. 空腹時に飲んでもよいですか
胃への負担を避けるため食後がすすめられます。飲み方は医師・薬剤師に確認してください。
Q. 長く使っても大丈夫ですか
長期使用は胃腸や腎臓への影響に注意が必要です。続けて使う場合は医師に相談してください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索