リーマスとデパケンの違い

どちらも双極性障害の気分の波をおさえる気分安定薬です。リーマス(炭酸リチウム)とデパケン(バルプロ酸)の違いを、医師監修で中立に解説します。

💡 結論(かんたんまとめ)

リーマスとデパケンは、効果に明確な優劣はなく、体質・持病・併用薬などをふまえて使い分けられます。主な違いは「分類」「主な用途」「血中濃度の測定」などです(下の表で詳しく比較しています)。どちらが向くかは自己判断せず、医師・薬剤師にご相談ください。

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ひと目でわかる違い

項目リーマスデパケン
分類気分安定薬気分安定薬・抗てんかん薬
主な用途双極性障害双極性障害・てんかん・片頭痛予防
血中濃度の測定必要(中毒に注意)必要なことがある
妊娠時慎重に判断催奇形性のため原則避ける
注意のどの渇き・手のふるえ・腎/甲状腺など肝機能・体重増加など

成分と働きの違い

どちらも気分の高まり(躁)と落ち込み(うつ)の波をおさえ、再発を防ぎます。双極性障害の長期管理に使われます。

リチウムは効果の実績が豊富ですが、効く量と多すぎる量が近いため、定期的な血液検査(血中濃度)が欠かせません。バルプロ酸はてんかんにも使われます。

使い分けと注意

リチウムは脱水や他の薬(一部の解熱鎮痛薬・利尿薬など)で濃度が上がり中毒を起こすことがあります。水分・塩分の急な変化に注意します。

バルプロ酸は妊娠中の使用で赤ちゃんへの影響が知られ、妊娠の可能性がある女性では原則避けます。妊娠の予定は必ず医師に伝えましょう。

選び方・続け方と妊娠の注意

リーマスとデパケンのどちらが向くかは、双極性障害の状態や妊娠の可能性、血中濃度の管理や体質・持病・併用薬をふまえて決められます。上の表で挙げた「分類」「主な用途」「血中濃度の測定」などが選び分けの目安になります。切り替えや併用の可否も含め、自己判断で変えず医師・薬剤師に相談してください。

気分安定薬は再発を防ぐため、症状が落ち着いても続けることが基本です。薬によっては血中濃度の測定や、妊娠中の注意が必要です。自己判断の中止は再発につながりやすいため、減量・中止は必ず医師と相談してください。

成分ごとの詳しい情報

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よくある質問

Q. 血液検査はなぜ必要ですか?
特にリチウムは効く量と多すぎる量が近いため、血中濃度を測って安全な範囲かを確認します。指示された検査は必ず受けてください。
Q. 手がふるえるのですが大丈夫ですか?
リチウムでふるえが出ることがあります。強くなる・ふらつく・吐き気があるときは中毒の可能性があるためすぐ受診してください。
Q. 気分が安定したらやめてよいですか?
再発を防ぐため続けることが多い薬です。自己判断の中止は再発につながりやすいので医師と相談してください。
Q. 妊娠を希望していますが使えますか?
薬により妊娠中の注意が異なります(特にバルプロ酸は原則避けます)。妊娠の希望は早めに主治医に相談してください。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

本記事は一般的な情報提供であり、個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の使い分けは医師・薬剤師にご相談ください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索