こころみ薬事典

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全科

リスデキサンフェタミンメシル酸塩

先発: ビバンセ

薬効分類: 精神・神経

リスデキサンフェタミンメシル酸塩は精神・神経に分類される医薬品です。主な適応は「小児期における注意欠陥/多動性障害(AD/HD)」など。本ページではPMDA添付文書に基づく用法・用量、禁忌、相互作用、副作用と、規格別の薬価・包装情報を掲載しています。

⚠ 安全サマリー

禁忌本剤の成分又は交感神経刺激アミン(メタンフェタミン、メチルフェニデート、ノルアドレナリン、ア詳細 ↓併用禁忌モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤 セレギリン塩酸塩 (エフピー) ラサギリンメシル酸塩 (詳細 ↓主な副作用■重大な副作用 ショック、アナフィラキシー(頻度不明) 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-J詳細 ↓

監修医による解説

本剤は、不活性なプロドラッグであり、体内で活性体のd-アンフェタミンに変換された後、中枢神経系に作用してAD/HDの症状を改善します。効果の持続時間が長く、依存性のリスク低減が期待される薬剤です。

  • プロドラッグであり、乱用目的の静脈内投与等では効果が発現しにくい設計です。
  • 主な副作用として食欲減退や不眠、体重減少が非常に多く報告されています。
  • 心血管系への影響や精神依存のリスクがあるため、適応や患者の状態を慎重に評価します。

※ 添付文書をもとに作成し、監修医が確認した参考情報です。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

内服・カプセル

用法・用量

通常、小児にはリスデキサンフェタミンメシル酸塩として30mgを1日1回朝経口投与する。症状により、1日70mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として20mgを超えない範囲で行うこと。

規格先発薬価後発薬価
20mg660.5/カプセル
30mg731.4/カプセル

効能・効果

小児期における注意欠陥/多動性障害(AD/HD)

禁忌

本剤の成分又は交感神経刺激アミン(メタンフェタミン、メチルフェニデート、ノルアドレナリン、アドレナリン、ドパミン等)に対し過敏症の既往歴のある患者
重篤な心血管障害のある患者[血圧又は心拍数を上昇させ、症状を悪化させるおそれがある。]
甲状腺機能亢進のある患者[循環器系に影響を及ぼすことがある。]
過度の不安、緊張、興奮性のある患者[中枢神経刺激作用により症状を悪化させることがある。]
運動性チックのある患者、Tourette症候群又はその既往歴・家族歴のある患者[症状を悪化又は誘発させることがある。]
薬物乱用の既往歴のある患者[慢性的乱用により過度の耐性及び様々な程度の異常行動を伴う精神的依存を生じるおそれがある。]
閉塞隅角緑内障のある患者[眼圧を上昇させるおそれがある。]
褐色細胞腫又はパラガングリオーマのある患者[血圧を上昇させるおそれがある。]
モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤(セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩、サフィナミドメシル酸塩)を投与中又は投与中止後2週間以内の患者[高血圧クリーゼに至るおそれがある。]

副作用

■重大な副作用
ショック、アナフィラキシー(頻度不明)
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
心筋症(頻度不明)
依存性(頻度不明)
■その他の副作用
【5%以上】頻脈、不眠(45.3%)、頭痛、めまい、食欲減退(79.1%)、悪心、腹痛、下痢、嘔吐、体重減少(25.6%)
【1~5%未満】血圧上昇、動悸、易刺激性、チック、眠気、感情不安定、激越、便秘、口内乾燥、疲労感
【1%未満】発疹、振戦、怒り、不安、腹部不快感
【頻度不明】過敏症、蕁麻疹、血管性浮腫、レイノー現象、多弁、リビドー減退、うつ病、不快気分、多幸症、歯ぎしり、自傷性皮膚症、精神病性障害、躁病、幻覚、攻撃性、落ち着きのなさ、精神運動亢進、痙攣、ジスキネジア、味覚異常、霧視、散瞳、呼吸困難、好酸球性肝炎、多汗症、胸痛、びくびく感、発熱、勃起不全、鼻出血、脱毛症

飲み合わせ(併用禁忌)

モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤
セレギリン塩酸塩
(エフピー)
ラサギリンメシル酸塩
(アジレクト)
サフィナミドメシル酸塩
(エクフィナ)
MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者には本剤を投与しないこと。高血圧クリーゼが起こるおそれがある。また、死亡に至るおそれがある。
神経外モノアミン濃度が高まると考えられる。

同成分・同種薬(中枢神経刺激剤)

くわしい解説(薬の種類・基礎ガイド)

ADHD治療薬

この薬が使われる主な病気・症状

ADHD(注意欠如・多動症)

よくある質問

Q. リスデキサンフェタミンメシル酸塩は何に使う薬ですか?
リスデキサンフェタミンメシル酸塩は精神・神経に分類される医薬品で、主に「小児期における注意欠陥/多動性障害(AD/HD)」などに用いられます。
Q. リスデキサンフェタミンメシル酸塩の用法・用量(飲み方)は?
添付文書では「通常、小児にはリスデキサンフェタミンメシル酸塩として30mgを1日1回朝経口投与する」などとされています。実際の用法・用量は症状や年齢で異なるため、医師の指示と最新の添付文書に従ってください。
Q. リスデキサンフェタミンメシル酸塩の主な副作用は何ですか?
主な副作用として「■重大な副作用 ショック、アナフィラキシー(頻度不明) 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明) 心筋症(頻度不明) 依存性(頻度不明) ■その他の副作用 【5%以上】頻脈、不眠(45.3%)」などが報告されています。気になる症状があれば医師・薬剤師にご相談ください。
Q. リスデキサンフェタミンメシル酸塩にジェネリック(後発医薬品)はありますか?
現時点でこのデータベースに後発医薬品の登録は確認できません。
Q. リスデキサンフェタミンメシル酸塩で注意が必要な飲み合わせはありますか?
「モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤 セレギリン塩酸塩 (エフピー) ラサギリンメシル酸塩 (アジレクト) サフィナミドメシル酸塩 (エクフィナ) MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者には本剤を投与しない」など併用に注意が必要な薬剤があります。服用中の薬は必ず医師・薬剤師にお伝えください。
出典: 添付文書情報は 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の提供データに基づきます。基本情報・薬価は厚生労働省 薬価基準、包装は MEDIS HOT コードマスターによります。
📄 添付文書(PMDA・PDF)を開く免責事項・出典について

本ページは医療従事者向けの参考情報です。診断・処方・服薬の最終判断は最新の添付文書および医師・薬剤師の判断によってください。
監修: 大澤 亮太(精神保健指定医/医療法人社団こころみ 理事長) 免責事項薬事典で検索