ADHD(注意欠如・多動症)に使われる薬

ADHD(注意欠如・多動症)に用いられる治療薬を、添付文書の効能・効果から逆引きした一覧です。現在 4 成分を掲載しています。各薬剤ページでは PMDA 添付文書に基づく用法・用量、禁忌、副作用と薬価を確認できます。

ADHD(注意欠如・多動症)とは

ADHD(注意欠如・多動症)は、不注意(集中が続かない、忘れ物が多い)や多動・衝動性(落ち着かない、待つのが苦手)といった特性により、生活や仕事、学業に支障が出る状態です。生まれつきの脳の働き方の特性が関係するとされ、本人の努力不足や育て方の問題ではありません。現れ方には個人差があります。不注意(集中が続かない・忘れ物)や多動・衝動性が、年齢に不釣り合いに強く続いて生活に支障をきたす、発達特性に関連した状態です。

ADHD(注意欠如・多動症)の薬の選び方・ポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

ADHD(注意欠如・多動症)の治療の進め方

まず環境調整や行動の工夫など、薬を使わない対応が基本となります。それでも支障が大きい場合に、特性に働きかける薬を検討します。一部の薬は適正使用のための管理対象です。薬は効果と食欲や睡眠などへの影響を見ながら調整し、自己判断で増減や中止をせず医師と相談しながら続けます。薬物治療(中枢神経刺激薬や非刺激薬)は、環境調整や行動療法と組み合わせて用いられます。効果や副作用(食欲・睡眠・脈など)を確認しながら、医師と相談して調整します。

セルフケア・日常生活の工夫

予定やタスクを見える化する、環境の刺激を減らす、こまめに休憩を挟むなどの工夫が生活のしづらさを減らす助けになります。十分な睡眠と生活リズムも大切です。家庭・学校・職場の理解と協力も支えになります。薬とあわせ、対応の工夫を主治医と相談しましょう。

📌 受診・相談の目安

不注意や多動などにより日常生活や仕事、学業に困りごとが続くときは相談の目安です。薬の使用中に食欲低下、眠れない、動悸などが現れた場合は相談してください。気分の落ち込みや強い不安を伴うこともあるため、つらいときは早めに医療機関へ相談することが大切です。

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ADHD(注意欠如・多動症)の適応を持つ薬剤

この病気で使われる薬のタイプ(薬効分類)

この病気に関連する薬の比較

関連する基礎ガイド(くわしい解説)

よくある質問

Q. ADHDは薬で治りますか
薬は特性による困りごとをやわらげる助けになりますが、病気を治すというより生活しやすくするための選択肢です。環境の工夫と組み合わせることが大切で、必要性や続け方は医師と相談して判断してください。
Q. 子どもだけの病気ですか
子どもに気づかれることが多い一方、大人になって診断されることもあります。年齢により現れ方が変わることもあります。気になる困りごとが続く場合は、年齢にかかわらず医療機関に相談してください。
Q. 薬に依存性はありませんか
一部の薬は適正使用のため流通や処方が管理されています。医師の指示どおりに使うことが大切で、自己判断で量を増やさないようにしてください。不安があれば医師や薬剤師に相談してください。
Q. 薬を使うと性格が変わりますか
薬は集中しやすくするなど特性に働きかけるもので、性格そのものを変えるものではありません。合わないと感じる変化があれば調整できる場合があります。気になる点は医師に相談してください。
Q. ADHDの薬はいつ飲むのがよいですか?
薬の種類により、朝に飲むものなどタイミングが決まっています。夕方以降の服用で寝つきに影響することもあります。自己判断で時間を変えず、医師の指示に従ってください。
Q. 薬だけで対応するのですか?
薬物療法に加えて、環境調整や行動面の工夫(スケジュールの見える化など)も大切です。ご本人・ご家族・学校や職場の協力も助けになります。詳しくは主治医にご相談ください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索