こころみ薬事典

こころみ薬事典

全科

沈降炭酸カルシウム

先発: カルタン

薬効分類: 消化器(健胃・整腸・潰瘍)

沈降炭酸カルシウムは消化器(健胃・整腸・潰瘍)に分類される医薬品です。主な適応は「下記患者における高リン血症の改善 保存期及び透析中の慢性腎不全患者」など。本ページではPMDA添付文書に基づく用法・用量、禁忌、相互作用、副作用と、規格別の薬価・包装情報を掲載しています。

⚠ 安全サマリー

禁忌甲状腺機能低下症の患者[カルシウムの利用が亢進し、症状を増悪するおそれがある詳細 ↓主な副作用■その他の副作用 【0.1〜5%未満】便秘、Al-P、γ-GTP、LDH、トリグリセライド、詳細 ↓

監修医による解説

本剤は、RANKL阻害剤(デノスマブ等)投与時に起こりうる低カルシウム血症の治療・予防に用いられる経口カルシウム製剤です。不足したカルシウムを直接補給することで、血中カルシウム濃度を維持・正常化させます。安全な骨粗鬆症治療の継続を支持する上で重要な役割を担います。

  • 過剰投与は高カルシウム血症や腎結石のリスクとなるため、定期的な血中Ca値の確認が重要です。
  • 便秘や悪心などの消化器症状がみられることがあります。必要に応じて医師や薬剤師への相談を促してください。
  • 他の薬剤との相互作用も考慮し、併用薬の確認が推奨されます。特に活性型ビタミンD3製剤との併用は注意が必要です。

※ 添付文書をもとに作成し、監修医が確認した参考情報です。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

内服・錠

用法・用量

通常、成人には、沈降炭酸カルシウムとして1日3.0gを3回に分割して、食直後、経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

規格先発薬価後発薬価
250mg7.1/錠5.9〜・2社
500mg6.6/錠6〜・3社

内服・OD錠

用法・用量

通常、成人には、沈降炭酸カルシウムとして1日3.0gを3回に分割して、食直後、経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

規格先発薬価後発薬価
250mg7.1/錠
500mg6.1/錠

内服・内用

用法・用量

沈降炭酸カルシウムとして、通常成人1日1~3g を3~4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

規格先発薬価後発薬価
規格不明0.77/g0.97〜・1社

内服・チュアブル錠

用法・用量

通常、1日1回2錠を経口投与する。なお、患者の状態又は臨床検査値に応じて適宜増減する。

規格先発薬価後発薬価
規格不明11.3/錠

効能・効果

下記患者における高リン血症の改善
保存期及び透析中の慢性腎不全患者

禁忌

甲状腺機能低下症の患者[カルシウムの利用が亢進し、症状を増悪するおそれがある。]
炭酸カルシウムに対し過敏症の既往歴のある患者

副作用

■その他の副作用
【0.1〜5%未満】便秘、Al-P、γ-GTP、LDH、トリグリセライド、ASTの上昇
【頻度不明】アルカローシス等の電解質失調、高カルシウム血症(血中カルシウム濃度として11mg/dL以上)注)、腎結石、尿路結石、下痢、悪心、胃酸の反動性分泌等、そう痒感

同成分・同種薬(高リン血症治療剤)

くわしい解説(薬の種類・基礎ガイド)

制酸薬(胃酸を中和する薬)胃薬の種類と選び方胸やけ・逆流性食道炎の薬

この薬が使われる主な病気・症状

慢性腎臓病(CKD)透析中の方の薬高リン血症

よくある質問

Q. 沈降炭酸カルシウムは何に使う薬ですか?
沈降炭酸カルシウムは消化器(健胃・整腸・潰瘍)に分類される医薬品で、主に「下記患者における高リン血症の改善 保存期及び透析中の慢性腎不全患者」などに用いられます。
Q. 沈降炭酸カルシウムの用法・用量(飲み方)は?
添付文書では「通常、成人には、沈降炭酸カルシウムとして1日3.0gを3回に分割して、食直後、経口投与する」などとされています。実際の用法・用量は症状や年齢で異なるため、医師の指示と最新の添付文書に従ってください。
Q. 沈降炭酸カルシウムの主な副作用は何ですか?
主な副作用として「■その他の副作用 【0.1〜5%未満】便秘、Al-P、γ-GTP、LDH、トリグリセライド、ASTの上昇 【頻度不明】アルカローシス等の電解質失調、高カルシウム血症(血中カルシウム濃度として11mg/dL以上)注)、腎結」などが報告されています。気になる症状があれば医師・薬剤師にご相談ください。
Q. 沈降炭酸カルシウムにジェネリック(後発医薬品)はありますか?
後発医薬品(ジェネリック)があります。
出典: 添付文書情報は 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の提供データに基づきます。基本情報・薬価は厚生労働省 薬価基準、包装は MEDIS HOT コードマスターによります。
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本ページは医療従事者向けの参考情報です。診断・処方・服薬の最終判断は最新の添付文書および医師・薬剤師の判断によってください。
監修: 大澤 亮太(精神保健指定医/医療法人社団こころみ 理事長) 免責事項薬事典で検索