こころみ薬事典

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全科

クリンダマイシンリン酸エステル

先発: ダラシン

クリンダマイシンリン酸エステルの医薬品情報です。主な適応は「〈適応菌種〉 クリンダマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、マイ」など。本ページではPMDA添付文書に基づく用法・用量、禁忌、相互作用、副作用と、規格別の薬価・包装情報を掲載しています。

⚠ 安全サマリー

禁忌本剤の成分又はリンコマイシン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者 エリスロマイシンを投与詳細 ↓併用禁忌エリスロマイシン (エリスロシン等) 併用しても本剤の効果があらわれないと考えられる詳細 ↓主な副作用■重大な副作用 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明) 偽膜性大腸炎等の血便を伴詳細 ↓

監修医による解説

細菌の増殖をおさえる抗菌薬で、皮膚や歯性感染症などに用いられます(にきび用の外用薬もあります)。

  • 下痢が出ることがあります。ひどい下痢や血便のときは自己判断で下痢止めを使わず受診を。
  • 処方された分を飲みきることが大切です。
  • 使用中の薬やアレルギーの有無を医師・薬剤師に伝えてください。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

外用・ローション

用法・用量

本品の適量を1日2回、洗顔後、患部に塗布する。

規格先発薬価後発薬価
1%22.6/ml

外用・ゲル

用法・用量

本品の適量を1日2回、洗顔後、患部に塗布する。

規格先発薬価後発薬価
1%22.6/g11.7〜・2社

注射

用法・用量

〈点滴静脈内注射〉
通常、成人には、クリンダマイシンとして1日600~1,200mg(力価)を2~4回に分けて点滴静注する。通常、小児には、クリンダマイシンとして1日15~25mg(力価)/kgを3~4回に分けて点滴静注する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて、成人では1日2,400mg(力価)まで増量し、2~4回に分けて投与する。また、小児では1日40mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分けて投与する。点滴静注に際しては、本剤300~600mg(力価)あたり100~250mLの日局5%ブドウ糖注射液、日局生理食塩液又はアミノ酸製剤等の補液に溶解し、30分~1時間かけて投与する。
〈筋肉内注射〉
通常、成人には、クリンダマイシンとして1日600~1,200mg(力価)を2~4回に分けて筋肉内注射する。なお、症状により適宜増減する。

規格先発薬価後発薬価
300mg400/管221〜・5社
600mg582/管333〜・5社

効能・効果

〈適応菌種〉
クリンダマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、マイコプラズマ属
〈適応症〉
敗血症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、中耳炎、副鼻腔炎、顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎

禁忌

本剤の成分又はリンコマイシン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
エリスロマイシンを投与中の患者

副作用

■重大な副作用
ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明)
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明)、剥脱性皮膚炎(頻度不明)
薬剤性過敏症症候群(頻度不明)
間質性肺炎(頻度不明)、PIE症候群(頻度不明)
心停止(頻度不明)
汎血球減少(頻度不明)、無顆粒球症(頻度不明)、血小板減少(0.01%)
肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明)
急性腎障害(頻度不明)
■その他の副作用
【0.1~5%未満a)】下痢、悪心・嘔吐、発疹、そう痒、好酸球増多、筋肉内投与による疼痛・硬結、苦味
【0.1%未満a)】食欲不振、腹痛、紅斑、浮腫、白血球減少、顆粒球減少、BUNの上昇、耳鳴、めまい、口内炎、顔面のほてり、発熱、頭痛、倦怠感
【頻度不明】舌炎、皮膚血管炎、クレアチニンの上昇、窒素血症、乏尿、蛋白尿、カンジダ症、静脈内投与による血栓性静脈炎、筋肉内投与による壊死・無菌膿瘍、腟炎、小水疱性皮膚炎、多発性関節炎

飲み合わせ(併用禁忌)

エリスロマイシン
(エリスロシン等)
併用しても本剤の効果があらわれないと考えられる。
細菌のリボゾーム50S Subunitへの親和性が本剤より高い。

この薬が使われる主な病気・症状

のどの痛み・炎症気管支炎中耳炎副鼻腔炎(蓄膿症)肺炎扁桃炎

よくある質問

Q. クリンダマイシンリン酸エステルは何に使う薬ですか?
クリンダマイシンリン酸エステルは主に「〈適応菌種〉 クリンダマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、マイコプラズマ属 〈適応症〉 敗血症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染」などに用いられます。
Q. クリンダマイシンリン酸エステルの用法・用量(飲み方)は?
添付文書では「〈点滴静脈内注射〉 通常、成人には、クリンダマイシンとして1日600~1,200mg(力価)を2~4回に分けて点滴静注する」などとされています。実際の用法・用量は症状や年齢で異なるため、医師の指示と最新の添付文書に従ってください。
Q. クリンダマイシンリン酸エステルの主な副作用は何ですか?
主な副作用として「■重大な副作用 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明) 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明) 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮」などが報告されています。気になる症状があれば医師・薬剤師にご相談ください。
Q. クリンダマイシンリン酸エステルにジェネリック(後発医薬品)はありますか?
後発医薬品(ジェネリック)があります。
Q. クリンダマイシンリン酸エステルで注意が必要な飲み合わせはありますか?
「エリスロマイシン (エリスロシン等) 併用しても本剤の効果があらわれないと考えられる」など併用に注意が必要な薬剤があります。服用中の薬は必ず医師・薬剤師にお伝えください。
出典: 添付文書情報は 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の提供データに基づきます。基本情報・薬価は厚生労働省 薬価基準、包装は MEDIS HOT コードマスターによります。
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本ページは医療従事者向けの参考情報です。診断・処方・服薬の最終判断は最新の添付文書および医師・薬剤師の判断によってください。
監修: 大澤 亮太(精神保健指定医/医療法人社団こころみ 理事長) 免責事項薬事典で検索