こころみ薬事典

こころみ薬事典

全科

ボノプラザンフマル酸塩

先発: タケキャブ

薬効分類: 内科・生活習慣病

ボノプラザンフマル酸塩は内科・生活習慣病に分類される医薬品です。主な適応は「胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰」など。本ページではPMDA添付文書に基づく用法・用量、禁忌、相互作用、副作用と、規格別の薬価・包装情報を掲載しています。

⚠ 安全サマリー

禁忌本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 アタザナビル硫酸塩、リルピビリン塩酸塩を投与中の患詳細 ↓併用禁忌アタザナビル硫酸塩(レイアタッツ) アタザナビル硫酸塩の作用を減弱するおそれがある詳細 ↓主な副作用■重大な副作用 〈効能共通〉 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明) 汎血球減少、無詳細 ↓

監修医による解説

カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)で、PPI より速く強力に胃酸を抑え、効果が長く持続します。逆流性食道炎やピロリ除菌成功率の向上で注目される薬です。

  • 服用初日から強い酸抑制が得られ、食事の影響を受けにくいのが特徴です。
  • ピロリ除菌の成功率向上が報告されています。
  • 長期使用では胃の所見(胃底腺ポリープ等)に留意します。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

内服・錠

用法・用量

通常、成人には1日1回1錠(アスピリン/ボノプラザンとして100mg/10mg)を経口投与する。

規格先発薬価後発薬価
10mg94.3/錠
20mg141/錠
規格不明90.1/錠

内服・OD錠

用法・用量

〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍〉
通常、成人にはボノプラザンとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
〈逆流性食道炎〉
通常、成人にはボノプラザンとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、通常4週間までの投与とし、効果不十分の場合は8週間まで投与することができる。さらに、再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回10mgを1日1回経口投与するが、効果不十分の場合は、1回20mgを1日1回経口投与することができる。
〈低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉
通常、成人にはボノプラザンとして1回10mgを1日1回経口投与する。
〈非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉
通常、成人にはボノプラザンとして1回10mgを1日1回経口投与する。
〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉
通常、成人にはボノプラザンとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人にはボノプラザンとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

規格先発薬価後発薬価
10mg94.3/錠
20mg141/錠

内服・内用

用法・用量

プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合通常、成人にはボノプラザンとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

規格先発薬価後発薬価
規格不明430.6/シート

効能・効果

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、免疫性血小板減少症、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
アタザナビル硫酸塩、リルピビリン塩酸塩を投与中の患者

副作用

■重大な副作用
〈効能共通〉
ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少(いずれも頻度不明)
肝機能障害(頻度不明)
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明)
〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明)
■その他の副作用
【0.1~5%未満】便秘、下痢、腹部膨満感、悪心、発疹、AST、ALT、AL-P、LDH、γ-GTPの上昇、浮腫、好酸球増多、味覚異常、口内炎、腹部不快感、腹部膨満感、AST、ALTの上昇
【5%以上】下痢(10.6%)

飲み合わせ(併用禁忌)

アタザナビル硫酸塩(レイアタッツ)
アタザナビル硫酸塩の作用を減弱するおそれがある。
本剤の胃酸分泌抑制作用によりアタザナビル硫酸塩の溶解性が低下し、アタザナビルの血中濃度が低下する可能性がある。
リルピビリン塩酸塩(エジュラント)
リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれがある。
本剤の胃酸分泌抑制作用によりリルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下する可能性がある。

同成分・同種薬(配合剤)

この薬が使われる主な病気・症状

逆流性食道炎胃・十二指腸潰瘍胃炎胃潰瘍十二指腸潰瘍ヘリコバクター・ピロリ感染(胃の除菌)

よくある質問

Q. ボノプラザンフマル酸塩は何に使う薬ですか?
ボノプラザンフマル酸塩は内科・生活習慣病に分類される医薬品で、主に「胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制 下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃」などに用いられます。
Q. ボノプラザンフマル酸塩の用法・用量(飲み方)は?
添付文書では「〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍〉 通常、成人にはボノプラザンとして1回20mgを1日1回経口投与する」などとされています。実際の用法・用量は症状や年齢で異なるため、医師の指示と最新の添付文書に従ってください。
Q. ボノプラザンフマル酸塩の主な副作用は何ですか?
主な副作用として「■重大な副作用 〈効能共通〉 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明) 汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少(いずれも頻度不明) 肝機能障害(頻度不明) 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epiderma」などが報告されています。気になる症状があれば医師・薬剤師にご相談ください。
Q. ボノプラザンフマル酸塩にジェネリック(後発医薬品)はありますか?
現時点でこのデータベースに後発医薬品の登録は確認できません。
Q. ボノプラザンフマル酸塩で注意が必要な飲み合わせはありますか?
「アタザナビル硫酸塩(レイアタッツ) アタザナビル硫酸塩の作用を減弱するおそれがある」など併用に注意が必要な薬剤があります。服用中の薬は必ず医師・薬剤師にお伝えください。
出典: 添付文書情報は 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の提供データに基づきます。基本情報・薬価は厚生労働省 薬価基準、包装は MEDIS HOT コードマスターによります。
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本ページは医療従事者向けの参考情報です。診断・処方・服薬の最終判断は最新の添付文書および医師・薬剤師の判断によってください。
監修: 大澤 亮太(精神保健指定医/医療法人社団こころみ 理事長) 免責事項薬事典で検索