こころみ薬事典

こころみ薬事典

全科

グリベンクラミド

先発: オイグルコン

薬効分類: 内科・生活習慣病

グリベンクラミドは内科・生活習慣病に分類される医薬品です。主な適応は「インスリン非依存型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで十分な効果が得られない場合に限る」など。本ページではPMDA添付文書に基づく用法・用量、禁忌、相互作用、副作用と、規格別の薬価・包装情報を掲載しています。

⚠ 安全サマリー

禁忌重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、インスリン依存型糖尿病(若年型糖尿病、ブリットル型糖詳細 ↓併用禁忌ボセンタン水和物 (トラクリア) 本剤との併用により、肝酵素値上昇の発現率が増加したとの報告詳細 ↓主な副作用■重大な副作用 低血糖(8.9%) 無顆粒球症、溶血性貧血(いずれも頻度不明) 肝炎、肝機能詳細 ↓

監修医による解説

膵β細胞のSU受容体に結合し、インスリン分泌を促進する第2世代スルホニルウレア(SU)系経口血糖降下薬。強力な血糖降下作用を持つが、低血糖のリスクが高いため、特に高齢者や腎機能低下患者への投与は慎重な検討を要する。

  • SU薬の中で最も作用が強く、遷延性の重篤な低血糖に厳重な注意が必要。
  • 肝臓で代謝され腎臓から排泄されるため、肝・腎機能障害患者では禁忌である。
  • 副作用として無顆粒球症や溶血性貧血の報告があり、初期症状に留意する。

※ 添付文書をもとに作成し、監修医が確認した参考情報です。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

内服・錠

用法・用量

通常、1日量グリベンクラミドとして1.25mg~2.5mgを経口投与し、必要に応じ適宜増量して維持量を決定する。ただし、1日最高投与量は10mgとする。投与方法は、原則として1回投与の場合は朝食前又は後、2回投与の場合は朝夕それぞれ食前又は後に経口投与する。

規格先発薬価後発薬価
1.25mg6.1/錠5.9〜・1社
2.5mg8.2/錠5.9〜・1社

効能・効果

インスリン非依存型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで十分な効果が得られない場合に限る。)

禁忌

重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、インスリン依存型糖尿病(若年型糖尿病、ブリットル型糖尿病等)の患者[インスリンの適用である。]
重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリンの適用である。]
重篤な肝機能障害又は腎機能障害のある患者[低血糖を起こすおそれがある。],,
下痢、嘔吐等の胃腸障害のある患者[低血糖を起こすおそれがある。]
妊婦又は妊娠している可能性のある女性
本剤の成分又はスルホンアミド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
ボセンタン水和物を投与中の患者

副作用

■重大な副作用
低血糖(8.9%)
無顆粒球症、溶血性貧血(いずれも頻度不明)
肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
■その他の副作用
【0.1~5%未満】そう痒感、脱毛
【頻度不明】血小板減少、白血球減少、AST・ALTの上昇、下痢、胃部膨満感、便秘、悪心、食欲不振、心窩部痛、発疹、光線過敏症、めまい、けん怠感、眠気、流涙、視力低下、浮腫、アルコール耐性低下

飲み合わせ(併用禁忌)

ボセンタン水和物
(トラクリア)
本剤との併用により、肝酵素値上昇の発現率が増加したとの報告がある。
本剤及びボセンタン水和物は胆汁酸塩の排泄を阻害し、肝細胞内に胆汁酸塩の蓄積をもたらす。

同成分・同種薬(経口血糖降下剤)

この薬が使われる主な病気・症状

2型糖尿病

よくある質問

Q. グリベンクラミドは何に使う薬ですか?
グリベンクラミドは内科・生活習慣病に分類される医薬品で、主に「インスリン非依存型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで十分な効果が得られない場合に限る」などに用いられます。
Q. グリベンクラミドの用法・用量(飲み方)は?
添付文書では「通常、1日量グリベンクラミドとして1.25mg~2.5mgを経口投与し、必要に応じ適宜増量して維持量を決定する」などとされています。実際の用法・用量は症状や年齢で異なるため、医師の指示と最新の添付文書に従ってください。
Q. グリベンクラミドの主な副作用は何ですか?
主な副作用として「■重大な副作用 低血糖(8.9%) 無顆粒球症、溶血性貧血(いずれも頻度不明) 肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明) ■その他の副作用 【0.1~5%未満】そう痒感、脱毛 【頻度不明】血小板減少、白血球減少、AST」などが報告されています。気になる症状があれば医師・薬剤師にご相談ください。
Q. グリベンクラミドにジェネリック(後発医薬品)はありますか?
後発医薬品(ジェネリック)があります。
Q. グリベンクラミドで注意が必要な飲み合わせはありますか?
「ボセンタン水和物 (トラクリア) 本剤との併用により、肝酵素値上昇の発現率が増加したとの報告がある」など併用に注意が必要な薬剤があります。服用中の薬は必ず医師・薬剤師にお伝えください。
出典: 添付文書情報は 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の提供データに基づきます。基本情報・薬価は厚生労働省 薬価基準、包装は MEDIS HOT コードマスターによります。
📄 添付文書(PMDA・PDF)を開く免責事項・出典について

本ページは医療従事者向けの参考情報です。診断・処方・服薬の最終判断は最新の添付文書および医師・薬剤師の判断によってください。
監修: 大澤 亮太(精神保健指定医/医療法人社団こころみ 理事長) 免責事項薬事典で検索