甲状腺の薬(亢進症・低下症)

甲状腺の病気には、働きを抑える薬と、足りないホルモンを補う薬があります。役割を解説します。

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亢進症と低下症

機能亢進症(バセドウ病等)には抗甲状腺薬を、機能低下症(橋本病等)には甲状腺ホルモンを補う薬を使います。

採血でホルモンを見ながら量を調整します。

注意

抗甲状腺薬は、発熱・のどの痛み(無顆粒球症の兆候)が出たらすぐ受診を。補充薬は自己中断しないことが大切です。

薬の量を調整するしくみ

甲状腺の薬は、血液検査でホルモンの状態を確認しながら量を調整していきます。効果がはっきり現れるまでに時間がかかることがあり、最初の量がそのまま続くとは限りません。定期的な受診と検査が、適切な量を見つける助けになります。

症状が落ち着いてきても、自己判断で量を変えたり中止したりすると、状態が乱れてしまうことがあります。体調の変化や気になる症状は受診時に伝え、検査結果とあわせて医師に調整してもらいましょう。焦らず続けることが大切です。

飲み方で気をつけたいこと

薬によっては、飲むタイミングや一緒にとるものに配慮が必要な場合があります。特定の食品やサプリ、別の薬と時間が近いと吸収に影響することがあるため、指示された飲み方を守ることが安定した効果につながります。

毎日同じように続けることが大切なので、生活の中で習慣にしやすい時間を決めておくとよいでしょう。飲み忘れたときの対応や、ほかの薬との間隔については薬ごとに違いがあります。迷ったら自己流にせず薬剤師に確認してください。

妊娠・体調変化と相談のタイミング

甲状腺の状態は、妊娠や体調の変化に伴って薬の調整が必要になることがあります。妊娠を考えている場合や妊娠がわかった場合は、できるだけ早めに主治医へ相談してください。自己判断での中断は避けることが大切です。

また、動悸や強いだるさ、体重の急な変化など、ホルモンのバランスに関わる症状が出たときも相談の目安になります。ほかの病気で受診するときも、甲状腺の薬を使っていることを伝えると、全体を踏まえた診療につながります。

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よくある質問

Q. 症状が治まったら薬をやめてよいですか。
症状が落ち着いても治療の継続が必要なことが多く、自己判断での中止は状態を乱す恐れがあります。やめてよいかどうかは検査結果をもとに医師が判断します。
Q. 薬を飲み始めてどのくらいで効果が出ますか。
効果の現れ方には個人差があり、安定するまで時間がかかることがあります。途中で不安になっても自己判断で量を変えず、検査をしながら医師と調整していきましょう。
Q. 甲状腺の薬は一生続けるのですか。
病気の種類や経過によって続ける期間は異なります。一定期間で見直せる場合もあれば、長く続ける場合もあります。今後の見通しは主治医に確認してください。
Q. ほかの薬やサプリと一緒に飲んでも大丈夫ですか。
組み合わせや飲む時間によって吸収に影響することがあります。新しく薬やサプリを使うときは、お薬手帳を見せて医師や薬剤師に確認すると安心です。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

本記事は一般的な情報提供であり、個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。

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