甲状腺機能亢進症(バセドウ病)に使われる薬

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)に用いられる抗甲状腺薬などを、添付文書の効能・効果から逆引きした一覧です。現在 20 成分を掲載しています。各薬剤ページでは PMDA 添付文書に基づく用法・用量、禁忌、副作用と薬価を確認できます。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)とは

甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に作られ、全身の代謝が高まる状態です。代表的なバセドウ病では、動悸や手のふるえ、汗をかきやすい、体重が減る、疲れやすい、いらいらするなどの症状が現れます。首の腫れや眼の症状を伴うこともあり、放置すると心臓に負担がかかるため、検査による診断と継続的な管理が大切です。甲状腺ホルモンが過剰になって代謝が高まり、動悸・汗・手のふるえ・体重減少・イライラなどをきたす状態で、バセドウ病が代表的です。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の薬の選び方・ポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の治療の進め方

まず甲状腺の働きを抑える薬による治療が基本となり、状態によって放射性ヨウ素治療や手術が選ばれることもあります。薬はホルモンの値を見ながら量を調整し、改善しても自己判断で中止せず、医師の指示に沿って継続や減量を検討します。安静や生活面の配慮も大切で、治療方針は持病や妊娠の希望なども踏まえて相談します。甲状腺ホルモンを作りすぎるのをおさえる抗甲状腺薬が中心で、定期的な採血で調整します。まれに白血球が減ることがあり、発熱やのどの痛みが出たら服用を中止して速やかに受診します。

セルフケア・日常生活の工夫

動悸や発汗が強い時期は休養を優先し、刺激物やカフェインを控えめにします。治療で落ち着くまで時間がかかることがあります。のどの痛み・高熱が出たら市販薬で対処せずすぐ受診し、抗甲状腺薬を使っていることを伝えてください。

📌 受診・相談の目安

動悸や体重減少、強い倦怠感が続くときは受診の目安です。薬の使用中に発熱やのどの強い痛みが出た場合は、重い副作用の可能性があるため、いったん中止してすぐに受診してください。皮膚や眼の黄ばみ、強いだるさも要注意です。自己判断で薬をやめると悪化するため、必ず主治医に相談してください。

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よくある質問

Q. バセドウ病は治りますか
治療によって甲状腺ホルモンの値を正常に保てる方が多くいます。薬で落ち着く場合や、治療後に再発する場合もあり、経過はさまざまです。長期の通院と定期的な検査で状態を確認することが大切です。
Q. 薬はいつまで続けますか
値が安定するまで継続し、その後も医師の判断で徐々に調整します。改善しても自己判断で中止すると再び悪化することがあります。続ける期間は個人差が大きいため、主治医に確認してください。
Q. 妊娠を考えています。注意点はありますか
妊娠の時期によって薬の選び方に配慮が必要とされています。妊娠を計画する段階で主治医に伝え、相談しながら治療を進めることが大切です。自己判断で薬を変えたり中止したりしないでください。
Q. 発熱やのどの痛みが出たら
薬の重い副作用として白血球が大きく減ることがあり、発熱やのどの痛みがそのサインのことがあります。気づいたら薬を中止し、できるだけ早く受診して、薬を使っていることを伝えてください。
Q. バセドウ病はどんな治療法がありますか?
薬による治療のほか、状態により別の治療が検討されることもあります。それぞれ利点・注意点が異なるため、主治医とよく相談して選びましょう。
Q. 治療中に気をつける症状はありますか?
抗甲状腺薬では、まれに白血球が減ることがあります。のどの痛み・高熱が出たら自己判断で市販薬を使わず、すぐに受診して伝えてください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索