インスリン製剤

不足するインスリンを補い血糖を下げる注射薬で、作用時間で使い分けます。現在 1 成分を掲載しています。

インスリン製剤とは

インスリン製剤は、体内で不足したインスリンを外から補い、血糖を下げる注射薬です。インスリンは血液中の糖を細胞に取り込ませる働きを持つホルモンで、これが不足したり効きにくくなったりすると血糖が高くなります。効果があらわれる速さや持続時間が異なるタイプがあり、食事や生活、血糖の状態にあわせて使い分けます。体内で不足するインスリンを補う注射薬で、糖尿病の血糖コントロールに用いられます。

インスリン製剤のポイント

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

主な薬と選び方

インスリン製剤は、効き始めが速く食事に合わせて使うタイプ、長く安定して効くタイプ、それらを組み合わせたタイプなどがあります。注射の回数、生活リズム、血糖の動き、自己注射のしやすさなどをふまえて選ばれます。器具の使いやすさも選択の観点になります。具体的な選択は医師と相談して決めます。インスリン製剤は、効き始めと持続時間により、基礎(持効型)・追加(超速効型)・混合型などがあり、生活や血糖の状態に合わせて組み合わせます。

副作用と注意点

最も注意すべき副作用は低血糖で、冷や汗、動悸、手のふるえ、強い空腹感などがあらわれます。ブドウ糖を携帯し、症状が出たら早めに対処してください。注射部位は少しずつ変え、保管方法を守ることも大切です。量の調整や体調の変化で不安があれば医師や薬剤師に相談してください。低血糖(冷や汗・手のふるえ・動悸)に注意し、対処法を確認します。注射手技や打つ部位、食事とのタイミングを守り、シックデイの対応を決めておきます。

セルフケア・生活の工夫

低血糖への備え(ブドウ糖の携帯)と、決められた手技・保管・注射部位のローテーションが大切です。シックデイの対応も確認しておきましょう。

📌 受診・相談の目安

低血糖で意識がもうろう・けいれん、対処しても戻らないときはすぐ受診してください。高血糖が続くとき・シックデイの対応も相談を。

主に使われる病気・症状

2型糖尿病

この種類の薬の違いを比較

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インスリン製剤に分類される主な薬剤

よくある質問

Q. 低血糖になったらどうすればよいですか。
冷や汗や動悸、手のふるえなどを感じたら、早めにブドウ糖などの糖分をとってください。外出時はブドウ糖を携帯しておくと安心です。繰り返す場合は使い方の見直しが必要なので医師に相談してください。
Q. 注射する場所はどこがよいですか。
おなかや太ももなどが用いられ、同じ場所に続けて打たず少しずつ変えることが大切です。同じ部位を続けると吸収が変わることがあります。打ち方や場所は医療機関で指導を受けてください。
Q. 保管はどうすればよいですか。
使用前は冷蔵庫で、使用中は決められた方法で保管します。高温や凍結を避けることが大切です。製品ごとに保管条件が異なるため、薬剤師の説明や添付の説明書を確認してください。
Q. 飲み薬に変えられますか。
病状やインスリンの必要度によって判断され、変更できるかは人により異なります。自己判断で中止すると危険なため、まず医師に相談してください。治療方針は状態をみながら決められます。
Q. 低血糖が起きたらどうすればよいですか
冷や汗・動悸・手のふるえなどが出たら、ブドウ糖や糖分を含む飲み物をとります。対処法をあらかじめ医師と確認しておきましょう。
Q. 食事がとれない日は打たなくてよいですか
自己判断で中止すると血糖が大きく乱れます。シックデイの対応は種類により異なるため、あらかじめ医師に確認してください。

本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項薬を検索