睡眠薬の種類と選び方

睡眠薬にはいくつかのタイプがあり、不眠のパターン(入眠困難・中途覚醒)や依存性のリスクに応じて使い分けられます。代表的な種類と選び方の考え方をまとめます。

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主な種類

非ベンゾジアゼピン系・オレキシン受容体拮抗薬・メラトニン受容体作動薬・ベンゾジアゼピン系などがあります。近年は依存性の少ないタイプが選ばれることが増えています。

選び方の考え方

入眠困難には作用の早い薬、中途覚醒には持続するタイプなど、不眠のパターンで選びます。高齢者ではふらつき・転倒に配慮し、依存性の少ない薬が好まれます。

服用の注意

翌朝への持ち越し(眠気・ふらつき)や、長期使用での依存に注意します。まずは睡眠衛生(生活リズム・寝室環境)の見直しが基本です。

薬に頼る前にできる睡眠の工夫

不眠の改善では、薬だけでなく生活習慣の見直しも重要とされています。就寝と起床の時間をなるべく一定にする、寝る前のカフェインや強い光を控える、日中に適度に体を動かすといった工夫は、睡眠の土台を整えるうえで役立つと考えられています。

こうした工夫と薬による治療は、対立するものではなく組み合わせて考えるものです。生活の改善で十分なこともあれば、一時的に薬の助けが必要なこともあります。どの程度薬に頼るべきかは状況によって異なるため、医師に相談して方針を決めるとよいでしょう。

翌朝への持ち越しや転倒に注意

睡眠薬の中には、効果が翌朝まで残って眠気やだるさ、ふらつきとして感じられることがあります。とくに起床後の活動や運転に影響することがあるため、こうした症状があるときは無理をせず、医師に伝えて調整を相談することが大切です。

また、夜間にトイレなどで起きたときにふらついて転倒するリスクにも注意が必要です。高齢の方ではとくに気をつけたい点です。寝室の足元を明るくする、片づけておくといった環境の工夫もあわせて行うと、思わぬけがの予防につながります。

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よくある質問

Q. 睡眠薬はやめられなくなりますか?
薬の種類や使い方によります。依存性の少ないタイプを適切に使えばリスクは下げられます。中止は自己判断せず、主治医と相談しながら進めます。
Q. 睡眠薬は毎晩飲み続けても大丈夫ですか?
薬の種類や使い方によって考え方が異なります。漫然と続けず、効果や必要性を定期的に医師と確認することが大切です。やめ方も含め、自己判断ではなく相談しながら進めてください。
Q. お酒と一緒に飲んでもよいですか?
アルコールとの併用は作用が強まるなどのおそれがあり、すすめられません。飲酒の習慣がある場合はあらかじめ医師や薬剤師に伝え、注意点を確認しておくと安心です。自己判断は避けてください。
Q. やめたいときはどうすればよいですか?
自己判断で急にやめると体調に変化が出ることがあります。減らし方を医師と相談し、段階的に進めるのが安全です。生活習慣の工夫もあわせて行うと、無理なく見直しやすくなります。

監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)

本記事は一般的な情報提供であり、個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。

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