不眠症に使われる薬
不眠症(入眠困難・中途覚醒など)に用いられる睡眠薬・睡眠導入薬を、添付文書の効能・効果から逆引きした一覧です。現在 39 成分を掲載しています。各薬剤ページでは PMDA 添付文書に基づく用法・用量、禁忌、副作用と薬価を確認できます。
不眠症とは
不眠症は、寝つきが悪い(入眠困難)、夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)、朝早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)、眠った気がしない(熟眠障害)といった症状が続き、日中の眠気・だるさ・集中力の低下など、生活に支障が出ている状態を指します。一時的な不眠は多くの人が経験しますが、週に数回・数週間以上続く場合は、不眠症として評価と対応の対象になります。背景にうつ病・不安症・睡眠時無呼吸・甲状腺の病気などが隠れていることもあります。眠れないこと自体への不安が緊張を強め、さらに眠れなくなるという悪循環に陥ることもあります。
不眠症の治療の進め方
治療はまず、就床・起床のリズム、昼寝、カフェインやアルコール、就寝前のスマホなど、睡眠を妨げる生活習慣を見直す「睡眠衛生」から始めるのが基本です。それでも改善しないときに、不眠のタイプ(入眠困難か中途覚醒か)・年齢・持病・依存性のリスクをふまえて睡眠薬を選びます。近年は、依存性が少ないとされるメラトニン受容体作動薬やオレキシン受容体拮抗薬が選ばれることが増えています。薬は漫然と続けず、改善したら医師と相談しながら減量・中止を検討します。睡眠薬を使う場合も、就床・起床の時刻を一定にする、朝に光を浴びる、就寝前のカフェイン・アルコール・スマホを控えるといった睡眠衛生を並行して続けることが、減薬や卒業への近道になります。
セルフケア・日常生活の工夫
起床・就寝の時刻を一定にし、朝に光を浴び、就寝前のカフェイン・アルコール・スマホを控えると睡眠の質が整いやすくなります。寝床は眠るためだけに使う、眠くなってから床につくなどの工夫も有効です。睡眠衛生の見直しは薬の効果を高め、減薬の助けにもなります。
📌 受診・相談の目安
市販の睡眠改善薬で対処しても不眠が2週間以上続く、日中の強い眠気で仕事や運転に支障がある、気分の落ち込みや強い不安をともなう、大きないびきや睡眠中の呼吸停止を指摘された(睡眠時無呼吸の可能性)といった場合は、医療機関への相談をおすすめします。すでに睡眠薬を使っていて量が増えている・やめられないと感じるときも、自己判断で中断せず主治医にご相談ください。
不眠症の適応を持つ薬剤
頭文字でまとめています。見出しを選ぶと開閉できます。
ク1件
ス1件
ダ1件
ニ1件
ハ1件
ボ1件
ラ1件
リ1件
レ1件
ロ1件
三1件
人1件
半1件
帰1件
桂1件
温1件
甘1件
苓1件
黄1件
この病気で使われる薬のタイプ(薬効分類)
この病気に関連する薬の比較
関連する基礎ガイド(くわしい解説)
よくある質問
Q. 不眠症にはどんな薬が使われますか?
Q. 睡眠薬は癖(依存)になりますか?
Q. お酒(寝酒)で眠るのは代わりになりますか?
Q. 薬を使わない方法はありますか?
Q. 睡眠薬を飲んでも途中で目が覚めます。増やしてよいですか?
Q. 寝る前のスマホやカフェインは影響しますか?
本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項 / 薬を検索
不眠症の薬の選び方・ポイント
監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)