ステロイド外用薬(副腎皮質ステロイド)
皮膚の炎症(湿疹・皮膚炎など)を抑える塗り薬で、赤み・かゆみ・はれをやわらげます。現在 17 成分を掲載しています。
ステロイド外用薬(副腎皮質ステロイド)とは
ステロイド外用薬(副腎皮質ステロイドの塗り薬)は、湿疹・皮膚炎・かぶれ・アトピー性皮膚炎などの皮膚の炎症を抑える薬です。赤み・かゆみ・はれ・ジュクジュクといった炎症の反応をしずめ、皮膚の状態を落ち着かせます。作用の強さによって大きく5段階(ストロンゲスト・ベリーストロング・ストロング・ミディアム・ウィーク)に分けられ、症状の強さや塗る部位、年齢に合わせて使い分けます。正しく使えば効果が高く、皮膚科治療の基本となる薬です。
主な薬と選び方
最も大きな違いは「強さ(ランク)」です。顔・首・陰部や乳幼児の皮膚は吸収されやすいため弱め〜中くらいを、体や手のひら・足裏など皮膚が厚い部位や炎症が強いときは強めを選ぶのが一般的です。剤形も軟膏・クリーム・ローション・テープなどがあり、ジュクジュクした部位・乾いた部位・頭皮など塗る場所や使い心地で使い分けます。個々の薬のランクはステロイド外用薬の強さ(ランク)と塗り方で確認できます。強さと部位の組み合わせは自己判断が難しいため、処方や市販薬選びは医師・薬剤師に相談してください。
副作用と注意点
指示された強さ・量・期間を守ることが大切です。自己判断で強い薬を顔に長く使うと、皮膚が薄くなる・赤ら顔・毛細血管が目立つ・にきびのような発疹などの局所的な副作用が出ることがあります。良くなったからと急にやめると症状がぶり返すことがあり、医師の指示に従って少しずつ減らします。塗る量の目安として、大人の人さし指の先までしぼり出した量(1FTU)で手のひら2枚分が目安とされます。感染をともなう皮膚(水虫・とびひ・ヘルペスなど)には単独で使うと悪化することがあるため、自己判断で使わず受診してください。
セルフケア・生活の工夫
保湿を毎日の土台にすることが炎症の予防・再発防止に役立ちます。入浴後はやさしく水分をふき、こすらず保湿剤を塗ります。ステロイドは炎症のある部分に、保湿剤は全体に、という使い分けが基本です。かゆくても掻かない・爪を短く保つ・刺激の少ない衣類を選ぶといった工夫も大切です。良くなったら薬を急にやめず、医師の指示に沿って段階的に減らしましょう。
📌 受診・相談の目安
2週間ほど使っても改善しない、かえって悪化する、ジュクジュク・膿む・水ぶくれが出るときは皮膚科を受診してください。顔や広い範囲に長く使いたいとき、乳幼児・妊娠中の使用、市販薬でよくならないときも自己判断せず相談を。塗る強さ・期間・やめ方は医師・薬剤師に確認しましょう。
主に使われる病気・症状
アトピー性皮膚炎 / 湿疹・皮膚炎 / 皮膚炎 / 接触性皮膚炎(かぶれ) / 乾癬 / 手湿疹(手荒れ) / 乾皮症(皮脂欠乏性湿疹) / 尋常性白斑 / 肛門のかゆみ(肛門掻痒症) / おむつかぶれ / あせも(汗疹)
この種類の薬の違いを比較
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ステロイド外用薬(副腎皮質ステロイド)に分類される主な薬剤
よくある質問
Q. ステロイドの塗り薬は怖い・くせになりますか?
Q. どのくらいの量を塗ればよいですか?
Q. 顔に塗っても大丈夫ですか?
Q. 保湿剤とステロイド、どちらを先に塗りますか?
Q. 良くなったらすぐやめてよいですか?
Q. 市販のステロイド外用薬を使ってもよいですか?
本ページは患者さん・ご家族向けの一般的な情報提供です。個別の診断・治療に代わるものではありません。実際の判断は医師・薬剤師にご相談ください。 免責事項 / 薬を検索
ステロイド外用薬(副腎皮質ステロイド)のポイント
監修: 大澤 亮太 医師(医療法人社団こころみ)